おすすめポイント
上野は東京の下町に属するエリアで、明治や大正の時代には江戸の下町風情が色濃く残る土地でした。しかし、残念なことに、1923年（大正12年）の関東大震災や1945年（昭和20年）の戦災によって、その面影は過去のものとなってしまいました。
とはいえ、その後は東京オリンピックを契機として再開発が進められ、このまちは急速に現代化への道をたどり始めます。
現在では多くの来訪者による賑わいが絶えることのない、東京で人気の観光スポットの一つとなっています。
この地には、訪れるべきおすすめの場所がたくさんあります。
上野恩賜公園には動物園、博物館、美術館などの施設が多く存在します。
また、不忍池の近くには「下町風俗資料館」があり、かつての下町の様子に思いを馳せることができます。
さらに、JR上野駅から御徒町駅方面に向かう500メートルほどの短い距離の間には「アメヤ横町」（通称、アメ横）と呼ばれる通りがあり、多くの観光客の人気を集める場所となっています。
また多種多様な商業施設があり、歴史ある百貨店を愛用する中高年の人々から、ブランド商品や人気のスイーツを求めて集まる若者たちまで、どの年齢層の人々でも楽しめる場所です。
グルメ情報
上野の老舗百貨店「松坂屋上野店」には多くの飲食店が入っており、和食、洋食、パン、和菓子、洋菓子など、様々なグルメが楽しめます。この百貨店は上野公園の南方に位置しており、JR御徒町駅からは徒歩2分ほどの場所にあります。
また、1961年にこの地で創業した「東天紅」も人気のある中華料理店です。
広東料理や福建料理をベースに日本人好みにアレンジされた東天紅の中華料理は多くのファンに愛されています。
また、東天紅では特製「パンダ万頭」も販売されています。
東天紅の本店は不忍池畔にあり、JR上野駅「しのばず口」からは徒歩13分ほどです。
さらに、とりわけ若い女性に人気なスイーツ店の一つに、「スイーツパラダイス・ABAB店」があります。
ケーキ、タルト、プリンなどおよそ30種類のスイーツに加え、パスタ、カレーライス、サラダ、カフェなどのメニューを食べ放題で楽しめるのが人気の秘密のようです。
こちらはJR上野駅から徒歩5分ほどの商業施設「ABAB」の7階にあります。
なお、こちらの１階には、食べ放題とは別にタピオカ、クレープおよびケーキを販売している同店の売り場もあります。
さらに、前述のアメヤ横町（アメ横）には、この地での「食」を求めて多くの人が集まります。
観光地の見どころランキング・1位
1882年開園の東京都恩賜上野動物園は、日本で最も古い動物園です。この動物園は、上野恩賜公園の敷地内にあります。
JR上野駅の「公園口」から徒歩5分ほどで到着します。
東京都恩賜上野動物園は西園と東園に分かれていますが、モノレールによって両側を行き来することができます。
なお、これは日本初のモノレールとなっています。
東京都恩賜上野動物園は、年間の入園者数が日本で最も多い動物園です。
この動物園ではおよそ400種類もの動物が飼育されており、人気のジャイアントパンダやライオン、トラ、象などの動物は東園にいます。
また、キリン、シマウマ、サイ、カバなどは西園にいます。
開園記念日（3月20日）や、みどりの日（5月4日）、都民の日（10月1日）には無料で入場できます。
観光地の見どころランキング・2位
上野恩賜公園は春の時期に多くの花見客が訪れる有名な公園で、その光景はニュース映像などで毎年のように紹介されます。ここは「日本さくら名所100選」に選定されています。
上野恩賜公園の「恩賜」には、「皇室から賜った」という意味合いがあります。
この公園はかつて宮内庁の管轄下にあり、帝室の御料地でした。
1924年にこの公園が東京市に払い下げられた際、「上野恩賜公園」という名称が付けられました。
現在は東京都が管理しています。
公園内には、薩摩藩出身の西郷隆盛の像があり、「上野の西郷さん」として親しまれています。
この像は、彫刻家の高村光雲によるものです。
また、公園内の不忍池も有名で、夏には蓮の葉と花が池を覆って美しい光景を醸し出します。
また、冬にはカモなどの水鳥が飛来します。
観光地の見どころランキング・3位
上野公園の中には、動物園以外にも多くの文化施設が存在します。国立科学博物館は、東京国立博物館や国立西洋美術館などと共に、多くの人が訪れる人気の施設となっています。
国立科学博物館は1877年創立という古い歴史を持つ博物館で、日本全国にある博物館の指導的な役割を担っています。
1923年の関東大震災では施設と資料のすべてを焼失し、1945年の東京大空襲では150点の標本を破損するなどの試練を乗り越えてきました。
現在、国立科学博物館はおよそ408万点もの資料を所蔵しています。
その内訳は、動物研究部で約199万点、植物研究部で約166万点、地学研究部で約24万点、人類研究部 で約16万点、理工学研究部では 約3万点となっています。
その中には重要文化財に指定されているものもあり、貴重な資料が数多く展示されています。
まとめ
上野公園の中には、動物園以外にも多くの文化施設が存在します。国立科学博物館は、東京国立博物館や国立西洋美術館などと共に、多くの人が訪れる人気の施設となっています。
国立科学博物館は1877年創立という古い歴史を持つ博物館で、日本全国にある博物館の指導的な役割を担っています。
1923年の関東大震災では施設と資料のすべてを焼失し、1945年の東京大空襲では150点の標本を破損するなどの試練を乗り越えてきました。
現在、国立科学博物館はおよそ408万点もの資料を所蔵しています。
その内訳は、動物研究部で約199万点、植物研究部で約166万点、地学研究部で約24万点、人類研究部 で約16万点、理工学研究部では 約3万点となっています。
その中には重要文化財に指定されているものもあり、貴重な資料が数多く展示されています。
