おすすめポイント
山形県の南部に位置し、吾妻連峰の裾野に広がる米沢は、東京から新幹線で約2時間、山形から35分と、とてもアクセスが便利な地域です。年間の積雪量の累計が10mを超える豪雪地帯のため、冬はスキー客などが訪れます。
盆地から眺められる吾妻連峰は、その大部分が磐梯朝日国立公園となっており、豊かな自然景観が楽しめる場所としても知られています。
この環境は、古来より様々な偉人を生み出してきました。
戦国時代の大名、上杉謙信をはじめ、仙台藩主の伊達政宗、前田慶次、江戸時代の名君、上杉鷹山などもその一人です。
上杉氏のお膝もととして栄えた城下町は、今もなおその姿をあちこちにとどめており、当時の人々の息づかいが感じられるようです。
そんな昔に思いを馳せながら、米沢の町を散策してみましょう。
グルメの町としても有名で、米沢牛を使ったステーキやしゃぶしゃぶは必見です。
また、ラーメン店の数が多いことでも知られており、色々な店の自慢の味を食べ比べてみるのも面白いでしょう。
食事の後は、温泉でリラックス。
白布温泉、姥湯温泉、大平温泉、滑川温泉、新高湯温泉、五色温泉、湯の沢温泉など豊富な温泉があり、まさに温泉天国です。
自然、温泉、歴史、ちょっと大人の旅を楽しみたい人にとっては、至れり尽くせりの素晴らしい旅になるでしょう。
グルメ情報
山形県と言えば、ブランド牛の「米沢牛」が有名です。あまり知られていませんが、米沢牛が世界に広まっていったきっかけは、明治時代の初期、上杉鷹山が開校した興譲館中学に、英語教師としてやってきたチャールズ・ヘンリー・ダラス氏だったと言われています。
和牛のあまりの美味しさに感動し、現地の牛を1頭連れて帰ったというほど。
他の牛肉と比べて、霜降りが細やかで、口の中でとろけるのが特徴です。
焼肉、サイコロステーキ、和風の味付けをしたステーキなど、肉の美味しさをしっかり噛み締めることができる料理がおすすめです。
山形を訪れたら、米沢牛を食べずには帰れませんね。
また、米沢ラーメンの美味しさとバリエーションの豊富さにも驚かされます。
山形は、蕎麦やうどん、ラーメンなどの麺の消費量が全国でもトップです。
その為、ラーメン一つにしても、地域ごとに、スープの色や味、麺の太さなど様々な個性があるのです。
米沢ラーメンの特徴は鶏ガラと煮干で出汁をとり、何度食べても飽きないようにあっさりとした味付けになっていること。
細めの縮れ麺によく絡んだ後味の良いスープは、全部飲み干してしまいたいくらいの美味しさです。
その他にも地域ならではの伝統食材を用いた様々な伝統料理があります。
素朴で温か味のある味に懐かしい気持ちになるでしょう。
観光地の見どころランキング・1位
市内のほぼ中心に位置する米沢城址は、かつて城があった場所として整備され、現在は「松が岬公園」として人々の憩いの場所となっています。米沢城址は、1874(明治7)年に公園として開放されました。
公園の周りはぐるりと濠に囲まれ、敷地の中とその周辺には約200本のソメイヨシノが植えられています。
樹齢100年を超える古木が多く、これまでの歴史を見届けてきたソメイヨシノに想いを重ねてみるのも趣き深いですね。
米沢城址はサクラの名所としても有名なので、春の時期に訪れるのをおすすめします。
また、城址は上杉神社の境内となっており、上杉謙信の着用した紅地雪持柳桐文平絹胴服、色々縅腹巻、太刀長光をはじめとする重要文化財が納められている「上杉神社稽照殿」があります。
ここでしか見られないお宝の数々をじっくりと見ることができるので、上杉ファンには必見です。
観光地の見どころランキング・2位
上杉博物館は博物館及び文化施設「伝国の杜」として、県立の「置賜文化ホール」と合築し、平成13年9月にオープンしました。上杉博物館には、上杉氏にゆかりのあるお宝が1000点以上も保存されており、中には国宝クラスのものもあります。
どれもここでしか見ることが出来ない素晴らしいものばかりで、初めての人も十分楽しめるでしょう。
上杉博物館ではこれらの展示品のほかに、当時の上杉文化や伝統、歴史にまつわる美術作品も展示されています。
「みて・ふれて・たのしむ」をコンセプトに暦理を五感で体験できるスペースは遊びながら歴史文化を学ぶことができるので、特に子供や学生には大人気です。
ここでは、お土産として、国宝の「上杉本洛中洛外図屏風」をモチーフにした扇子を購入することができます。
香を焚き染めて作った美しい扇子は、一生の宝物になるでしょう。
観光地の見どころランキング・3位
山形の置賜地方と越後を結ぶルートは、昔から越後米沢街道十三峠とよばれてきました。このルートには、約13の峠があり、その長さは約70kmと言われています。
現在は、国道113号線が開通していますが、明治初期以前は、360年間もの間、物資を運ぶ為の重要なルートとして使用されてきたのです。
萱野峠(越後米沢街道十三峠)は標高278mの比較的歩きやすい峠です。
萱野峠(越後米沢街道十三峠)には石敷きが敷き詰められており、埋もれた昔の石敷きを発掘する調査も行なわれています。
萱野峠(越後米沢街道十三峠)の道中で、様々な自然に触れ合えることも大きな魅力です。
峠の途中で突如現れる黒滝は、小さいながらも清々しく、静かな水のせせらぎに心が洗われるようです。
玉川にかかる玉川大橋を渡るのも楽しみの一つ。
大自然に抱かれ、まるで森林セラピーのようなひとときを味わってはいかがでしょうか。
まとめ
山形の置賜地方と越後を結ぶルートは、昔から越後米沢街道十三峠とよばれてきました。このルートには、約13の峠があり、その長さは約70kmと言われています。
現在は、国道113号線が開通していますが、明治初期以前は、360年間もの間、物資を運ぶ為の重要なルートとして使用されてきたのです。
萱野峠(越後米沢街道十三峠)は標高278mの比較的歩きやすい峠です。
萱野峠(越後米沢街道十三峠)には石敷きが敷き詰められており、埋もれた昔の石敷きを発掘する調査も行なわれています。
萱野峠(越後米沢街道十三峠)の道中で、様々な自然に触れ合えることも大きな魅力です。
峠の途中で突如現れる黒滝は、小さいながらも清々しく、静かな水のせせらぎに心が洗われるようです。
玉川にかかる玉川大橋を渡るのも楽しみの一つ。
大自然に抱かれ、まるで森林セラピーのようなひとときを味わってはいかがでしょうか。