おすすめポイント
新潟県と長野県の境に跨る秋山郷は、東を苗場山、西を鳥甲山にぐるりと囲まれ、秘境色の強い文化や風習が数多く残っています。この一帯には、新潟県側に8つ、長野県側に5つの集落がありましたが、昔から、交通の便があまり良くなかったこともあり、豪雪に見舞われる冬場は、外部との接触や行き来が断たれることが多かったと言われています。
山深い里である秋山郷には、文治年間に上野国草津の平勝秀が源頼朝に敗れて落ち延びたという平家の落人伝説が伝わっています。
秋山郷では、それらの歴史や村独特の風習などを垣間見ることができ、まるで、過去にタイムスリップしたような不思議な気持になるでしょう。
また、秋山郷周辺は、天然の温泉が豊富なことでも有名です。
昔から、それぞれの集落で、独自の温泉源を持っていたため、現在でもバリエーションに富んだ温泉が思う存分楽しめます。
春は残雪が多く、遅咲きのサクラや、雪解け水に咲く6月のミズバショウ、夏でも雪に覆われた鳥甲山、樹齢200年の巨木などが山里の美しい背景となって人々の心に思い出を残します。
萌え木の里ともよばれる大型の施設もあり、喧騒を離れ、自然の中でゆったりと時を過ごしたい人にとっては、絶好のスポットとなっています。
グルメ情報
秋山郷は、自然豊かな山間の地域で、新潟県と長野県の境にあることから、その食文化も独自性に富んでいます。山間の村に相応しい、素朴で温か味のある料理は、他では味わえない良さが溢れていると評判です。
長野県側にある森宮野原駅交流館は、ギャラリーと喫茶店を兼ね備えた施設になっており、地元産の野菜や米を使ったランチを頂くことができます。
中でも秋山郷小赤沢産の紫黒米と栄村産のコシヒカリで炊き上げたご飯、トマトジュースなどが人気です。
国道117号線沿いにある道の駅「物産館またたび」は、地元の伝統的なお土産が揃っているほか、地元のグルメを堪能できるスポットとして観光客で賑わっています。
地元で取れたトチの実を使ったトチの実せんべい、ふきのとう味噌、囲炉裏端味噌や野沢漬けなどを購入することができます。
また、小腹がすいたときに、ぜひ試してみたいのが、信州名物の「おやき」です。
ワラビ、コゴミ、ふきのとうを野沢菜と切干大根と混ぜて焼いた山菜おやきや、行者ニンニクを使った行者ニンニクおやきなどがあります。
その他、レストランなどでも、新鮮な山菜や、地元のアスパラガスを使った料理を提供しています。
山間の地域ならではのグルメを思う存分楽しみましょう。
観光地の見どころランキング・1位
秋山郷は、いくつかの集落から成っており、新潟県側は「越後秋山」、長野県側は「信州秋山」とよばれています。萌え木の里は、越後秋山の結東(けっとう)集落近くにあり、まるで別荘のような感覚を味わうことができるコテージをはじめ、地元の食材をふんだんに取り入れた料理を味わえるレストラン、大自然に囲まれた温泉などを有しています。
温泉は、桃源の湯とよばれる内風呂と、山彦の湯とよばれる露天風呂の2つがあり、透明な弱アルカリ性低張性温泉のお肌に優しいお湯です。
露天風呂は、屋根も囲いもないのが特徴で、四方をぐるりと山に囲まれたダイナミックな景観が人々の心を癒します。
萌え木の里の敷地内には、ニジマスを放流する勘五郎池があり、釣堀でニジマス釣りを楽しむことができるのも魅力の一つとなっています。
観光地の見どころランキング・2位
新潟県中魚沼郡津南町にある「かたくりの宿」は、秋山郷の中でも、独特の歴史と外観を持つ宿泊施設です。かたくりの宿は、もともと明治17年に開校した小学校を改装したもので、宿泊施設としては、休業を経ながらも、平成21年に再営業を始めました。
明治17年に開校し、平成4年に廃校になるまでの108年間の歴史が詰まった建物です。
木造2階建てで、教室のあった場所を客間として改築しているため、7つある和室はどれも広々としています。
また、かつて校長室があった場所は、温泉となっており、大人500円で日帰り入浴も楽しめます。
かたくりの宿の泉質は、体がぽかぽか温まると評判で、きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、五十肩、冷え性などにも効果がります。
朝食と夕食は、地元の野菜や肉、牛乳などを使用しており、彩り豊かでヘルシーな食事が好評となっています。
観光地の見どころランキング・3位
秋山郷周辺では、民芸品やわら細工などを使ったお土産が有名です。民芸品や数々のお土産を扱う「したみちや」では、わらを使って編んだ「猫ちぐら」などを購入することができます。
猫ちぐらとは、猫つぐらともよばれ、秋山郷(新潟県津南町と長野県栄村)で昔から用いられる猫用のペットハウスのことを指します。
米どころの新潟をはじめとする地域では、昔から刈り取った稲を編んで、乳幼児用のゆりかごを作る習慣がありました。
猫ちぐらは、籠状のものもありますが、猫が出入りする小さな入り口を残し、網目が綺麗に揃った丸みのある「かまくら形」が主流です。
冬はあたたかく、稲わらの良い香りがするので、猫が好んで入ると言われています。
わら細工を作るには、根気と熟練した技が必要とされており、綺麗に編みこまれたその形は、猫でなくても惚れ惚れとしてしまうでしょう。
したみちやでは、その他にも沢山の工芸品やお土産を扱っています。
ドライブや散歩の途中に立ち寄ってみましょう。
まとめ
秋山郷周辺では、民芸品やわら細工などを使ったお土産が有名です。民芸品や数々のお土産を扱う「したみちや」では、わらを使って編んだ「猫ちぐら」などを購入することができます。
猫ちぐらとは、猫つぐらともよばれ、秋山郷(新潟県津南町と長野県栄村)で昔から用いられる猫用のペットハウスのことを指します。
米どころの新潟をはじめとする地域では、昔から刈り取った稲を編んで、乳幼児用のゆりかごを作る習慣がありました。
猫ちぐらは、籠状のものもありますが、猫が出入りする小さな入り口を残し、網目が綺麗に揃った丸みのある「かまくら形」が主流です。
冬はあたたかく、稲わらの良い香りがするので、猫が好んで入ると言われています。
わら細工を作るには、根気と熟練した技が必要とされており、綺麗に編みこまれたその形は、猫でなくても惚れ惚れとしてしまうでしょう。
したみちやでは、その他にも沢山の工芸品やお土産を扱っています。
ドライブや散歩の途中に立ち寄ってみましょう。