おすすめポイント
松島は、日本三景の1つで、湾内に大小260余りの島があり、多くは松の木で覆われ、湾内はきれいな景観を見せています。俳人、松尾芭蕉がここで有名な句を詠んだと言われています。
現在、県外や外国から多くの観光客が訪れますが、その多くが、五大堂付近の海岸線を見ただけで、観光を終わらせてしまいす。
この一帯はみやげ物店と食堂があり、遊覧船の発着所となっていますが、この地域の良さを堪能するには、ここだけでは不十分です。
松島の観光は、南の塩竈から始まり、北の東松島までが無理の無い観光エリアで、観光には、このエリアを含めることで、思い出に残る旅行とすることが出来ます。
クルマがなくても、塩竈、松島ルートは、遊覧船を使えば十分可能です。
東日本大震災の影響で不通になっていたJR仙石線も、復旧工事が完了しました。
この地域では震災の被害を感じさせる場所も少なくなり、復旧工事が各地域で急ピッチで進んでいます。
復興の足跡を観光途中で感じるのも有意義なことです。
一時採れなくなっていた、海のかきも、漁獲高が回復してきました。
塩竈港は、ほぼ震災前の姿に戻り、三陸沖で捕れる世界有数の種類を誇る魚貝類も水揚げされています。
その味は、それぞれのお店で料理され、訪れる人々を満足させてくれます。
グルメ情報
松島のグルメは,大きく三つの種類に分かれます。松島海岸での露店又は商店で販売しているテイクアウトの魚介類をその場で食べること。
次に塩竈の鮨。
そしてエリア全域に点在する高級料理店での料理、の三つでホテルの料理店も含みます。
まず松島海岸での露店では、牡蠣、イカ焼き、ほっけの塩焼、つぶ貝の串焼き、サザエの串焼きなどを低価格で食べることができます。
店はきたなく、不潔に見えますが、良く火の通ってあるものなら大丈夫です。
多少行儀は悪いのですが、その場で焼いた焼き立ての魚介類は最高の味です。
次は、遊覧船の発着地点となる塩竈の鮨です。
船着場からJR仙石線の本塩釜駅までは徒歩で行けますが、バスかタクシーが良いでしょう。
塩竈の鮨は、東京築地と並んで日本で最も美味しい鮨と言われています。
駅周辺や塩釜水産物仲卸市場の周辺には鮨店が多く、亀喜寿司、すし哲、鮨しらはた、 食事処伸光など多くの店があり、込み合うこともありますが、どの店に入っても全国水準をはるかに超えるうまい鮨が手ごろな価格で食べることが出来ます。
最後の高級料理店ですが、ホテルのお店は質がそろい、がっかりさせられることはありません。
このエリアで、もっとも質の良い料理を出す評判の店は、田里津庵です。
松島海岸からクルマで10分程のところで、海の島々を見ながら絶品の海鮮料理が出されます。
地元では上客の接待用として使われるお店です。
観光地の見どころランキング・1位
円通院は、松島海岸の瑞嚴寺の南側に隣接しています。切妻造茅葺の山門をくぐり、きれいに掃除がされている参道を進むと、寄棟造茅葺の本堂が現れます。
古民家風の落ち着いた佇まいです。
本堂からさらに奥まったところに光宗公の霊廟三慧殿があります。
洋バラが描かれた厨子や仏像が安置されています。
厨子に、支倉常長が西洋から持ち帰ったバラと、イタリアのフィレンツェを象徴する水仙が描かれていて、庭にバラを植えて観覧したため、薔薇寺との異名がつきました。
本堂近くの庭園は約350年前に造られ、季節にはバラが咲き誇ります。
円通院の庭園は夜間ライトアップされ、きれいです。
また世界に一つしかないオリジナルの数珠を作る体験ができ、数珠に使う天然石はパワーストーンと呼び、願いに当てはまる石を持つことで、その人の意思に応じて、備えている潜在能力を伸長させる力があるとも言われております。
円通院は、年中無休で毎日見学できます。
観光地の見どころランキング・2位
松島湾は、北側の湾と南側の塩竈湾に分けられ、大小260余りの島々には松が生い茂り、きれいな景観を見せています。景観を楽しむための方法は二つあり、展望台に登ることと、遊覧船に乗ることの二つです。
新富山の展望台は瑞巌寺の北側に位置する丘にあり、福浦島を正面に松島湾が広がり、さらに松島の中心街も見渡すことができます。
双観山の展望台は松島海岸の南に突き出ている岬の丘にあり、公園として整備されている頂上の展望台からは、遠く牡鹿半島や金華山も眺めることができます。
どちらの展望台も海岸から徒歩圏内です。
遊覧船は、湾内をめぐる船と塩竈港との間を往復している船があり、仁王丸コースが人気で大型遊覧船で松島湾内を50分かけてめぐります。
また夏季限定の嵯峨渓コースは、雄々しき姿の島々を中型船でめぐります。
他にもコースが用意されていて、小型船をチャーターしてオリジナルのコースを楽しむことも出来ます。
観光地の見どころランキング・3位
瑞嚴寺は平安時代の創建で、臨済宗妙心寺派のお寺です。境内には、国宝の本堂があり入母屋造平屋建本瓦葺の堂々とした建物で内部を見学できます。
同じく国宝の庫裡は、大屋根の上にさらに入母屋造の煙出をのせる独特の形の建物で、正面は天を衝くような千鳥破風の曲線が見え、その下に豪壮な唐草が彫刻されていて、伊達政宗の意向によるものとされています。
境内には、さらに政宗公が植えたと伝えられている紅白二本の梅の木があり、政宗公が朝鮮出兵の折、鉢植にして持ち帰ったものと言われています。
瑞嚴寺の長い参道には、うっそうと茂る杉並木がありましたが、東日本大震災の津波による塩害で枯れた木が目立ち、多くが伐採されました。
建築物や仏像など多くの文化財を有し、戦後に大書院と宝物館が建てられ、宝物館は伊達家関連の絵画・茶器、墨跡、書などを中心に展示され、一般に公開されています。
まとめ
瑞嚴寺は平安時代の創建で、臨済宗妙心寺派のお寺です。境内には、国宝の本堂があり入母屋造平屋建本瓦葺の堂々とした建物で内部を見学できます。
同じく国宝の庫裡は、大屋根の上にさらに入母屋造の煙出をのせる独特の形の建物で、正面は天を衝くような千鳥破風の曲線が見え、その下に豪壮な唐草が彫刻されていて、伊達政宗の意向によるものとされています。
境内には、さらに政宗公が植えたと伝えられている紅白二本の梅の木があり、政宗公が朝鮮出兵の折、鉢植にして持ち帰ったものと言われています。
瑞嚴寺の長い参道には、うっそうと茂る杉並木がありましたが、東日本大震災の津波による塩害で枯れた木が目立ち、多くが伐採されました。
建築物や仏像など多くの文化財を有し、戦後に大書院と宝物館が建てられ、宝物館は伊達家関連の絵画・茶器、墨跡、書などを中心に展示され、一般に公開されています。