おすすめポイント
高千穂峡は、古い時代に阿蘇山の火山活動により吹出した溶岩や火砕流が五ヶ瀬川によって運ばれ、帯状になったものが冷やされることで「柱状節理」といわれる現象にって形作られた珍しい断崖となっています。その風光明美さから高千穂峡は、1934年委国の名勝・天然記念物に指定されています。
近隣には、日本の滝百選に選定された有名な「真名井の滝」や「槍飛橋」もあり見どころ満載の観光スポットとなっています。
山深い谷間のこの里では、古くからの神話伝承が絶えない場所を抱え、「おのころ島」や「月形」「鬼八の力石」など、といった名所にも恵まれています。
伝えられる、神話を思い浮かべながら高千穂峡の遊歩道を歩き、これらの名所を巡ることで遥か昔に迷い込んだ気がします。
それほど、神秘的な雰囲気が、高千穂峡の魅力でもあります。
また、高千穂峡は写真を趣味とする人の垂涎の的となっていて、どこを切り取ってもベストショットを捉えることができます。
中でも、遊歩道の絶好の撮影ポイントといえるのが「高千穂三橋」です。
この橋はそれぞれ特徴のあるアーチ橋で、その橋が同時に見ることができるのは、全国的にも稀な事といわれています。
それにしても、高千穂峡の柱状節理の断崖はその圧倒的な迫力で訪れる人々を驚かせます。
グルメ情報
高千穂峡は豊かな自然満載の土地で天然の澄んだ水に恵まれた土地です。そのため、一級品の食材を使った料理が目白押しです。
まず、挙げられるのが高千穂牛です。
この地で生産・肥育された格付等級A4以上の極上の黒毛和牛です。
地元農家が愚直なまでのこだわりを持って、丹精に作り上げたこの肉は「全国和牛能力共進会」でも、日本一に選ばれたこともある逸品です。
見た目にも美しいさしの入った霜降りの肉は、柔らかく舌触りも良く豊潤な旨味を持っています。
ステーキや焼肉はもちろん、この地方のグルメやファーストフードの材料にもなっています。
例えば、「高千穂牛おにコロ」は、高千穂牛肉を炊き込んだご飯を使ったライスコロッケです。
外側のカリカリした衣の中には肉汁のしみた御飯がもちもちとした食感で、味も最高です。
また、「高千穂ドッグ」にもこの牛肉がたっぷり使われていて、ごま風味の忘れられない味になっています。
その他、古くから伝わる郷土料理に「カッポ鳥」、「カッポ酒」といったものがあります。
これらは青竹の中に酒を入れて焚火にかけて温めたり、味付けした地鶏やゴボウを入れて蒸し焼きにしたものです。
青竹を器に使うことで青竹の風味が加わります。
野趣豊かな味わいの一度は食べてみたい郷土料理です。
観光地の見どころランキング・1位
天岩戸伝説を知らない日本人はおそらくいないでしょうが、その神話の発祥地となったのがこの「天安河原」です。光と平和を司る太陽の神様である天照大神が、乱暴者の弟であるスサノオノミコトの所業に腹を立てて、岩戸の奥に隠れてしまい、世界は闇に閉ざされてしまいます。
八百万の神様たちが一計を案じて天照大神を岩戸から導き出すという古事記に記された神話ですが、この天安河原がその地ではないかといわれています。
なるほど、この天安河原は神様が今にも舞い降りてきそうな神秘的な雰囲気を漂わせています。
以前は社のみがあっただけの場所でしたが、祈願に集まる人々が石を積み上げるようになったため、積まれた石がなお一層、神秘性を増し、この場所は現在ではパワースポットとして願い事を祈願しに来る観光客がたくさん訪れています。
観光地の見どころランキング・2位
天岩戸神社は、神話の天岩戸伝説の天岩戸を御神体とする神社です。古事記・日本書紀に記された、日本人なら誰もが知っている神話です。
天岩戸神社は、高千穂町の中心から約7㎞のところにある岩戸川沿いに祭られてています。
世界の光である天照大神が閉じこもったとされる天岩戸ですが、八百万の神々の活躍によってその岩戸は開かれ、世界が救われたとする伝説は、まるで近代のSF映画のストーリーのような神話です。
その神話の所縁の地とされるこの神社は、天照大神を主祭神としています。
現在呼称されている天岩戸神社は西本宮をさしています。
また、御神体である天岩戸そのものは、東本宮の対岸にあり、昔は洞窟であったと言われていますが、今は洞窟とは分かりにくく、その上生い茂る草木に隠れて、その形も分かりにくくなっています。
しかし、雰囲気は神秘的で願い事もかないそうな気になります。
観光地の見どころランキング・3位
高千穂の夜神楽は、五穀の豊作と豊漁に感謝して、それとともに安全を祈願するためのこの地域の祭りです。この地方の神々へ神楽を捧げるもので、この夜神楽とともに昼神楽も行われます。
有名な古事記・日本書紀に記された天岩戸神話で、天照大神を天岩戸から誘い出すためにアメノウズメが舞ったとされる舞いがこの高千穂の夜神楽になったと言われています。
舞台となる神庭の飾りつけも美しく古くから伝わるとされる御神面など珍しいものを見ることができます。
午後2時頃からすでに神事が始まり、道行から神楽宿への舞い入れと続き、午後7時から翌朝まで33番もの舞が繰り広げられます。
独特の神楽のリズムは、自然と地元の人々も踊りだすほどこの夜神楽はこの地に浸透しています。
このお囃子と衣装や面を着けて踊る様は別の世界に迷い込んだような幻想的な雰囲気さえ漂わせます。
まとめ
高千穂の夜神楽は、五穀の豊作と豊漁に感謝して、それとともに安全を祈願するためのこの地域の祭りです。この地方の神々へ神楽を捧げるもので、この夜神楽とともに昼神楽も行われます。
有名な古事記・日本書紀に記された天岩戸神話で、天照大神を天岩戸から誘い出すためにアメノウズメが舞ったとされる舞いがこの高千穂の夜神楽になったと言われています。
舞台となる神庭の飾りつけも美しく古くから伝わるとされる御神面など珍しいものを見ることができます。
午後2時頃からすでに神事が始まり、道行から神楽宿への舞い入れと続き、午後7時から翌朝まで33番もの舞が繰り広げられます。
独特の神楽のリズムは、自然と地元の人々も踊りだすほどこの夜神楽はこの地に浸透しています。
このお囃子と衣装や面を着けて踊る様は別の世界に迷い込んだような幻想的な雰囲気さえ漂わせます。