おすすめポイント
台北という街を一言で表すなら、「時代を超えて国際色豊かな、エネルギーに溢れた街」と言えるでしょう。たとえば、台北101ビルがあります。
2007年にドバイのブルジュ・ハリファに抜かれるまで、世界一の高さを誇っていました。
高さ509.2m。
町を景観した写真には必ず映っていますね。
61基のエレベーターが設置されており、89階の展望台までは40秒未満で到着します。
まさに現代性を象徴する建物であると言えましょう。
その一方で、日本統治時代の総督府が遺されていたり、165体以上もの神仏が祀られた龍山寺が賑わいに満ちていたりと、歴史と時代の彩りも感じられるのです。
人口およそ270万人。
面積はおよそ272平方キロメートルで、亜熱帯気候に位置づけられます。
日本のようにはっきりとした四季はありません。
ベストシーズンは3~5月、10~12月と言われています。
市内には、台北松山空港があります。
2010年に日本の羽田空港との間に定期便が行き来するようになり、大変便利になりました。
羽田からは、だいたい3時間から3時間半くらいかかります。
この南の島の都市に、バラエティ豊かな文化がなぜ育まれたのでしょうか。
その理由は、長くはなくても濃密だった歴史が、都市の現代性のなかに自然と溶け込んでいるからです。
グルメ情報
台湾で食を楽しむなら、夜を待ちましょう。有名な夜市(ナイトマーケット)が開かれるからです。
日本で言う縁日のような出店が毎夜出されます。
台湾の人たちは、多くが外食派。
朝は通勤途中で買ったものを職場で食べ、夜は夜市で安くて美味しい料理を味わいます。
夜市のなかでも、最も大きいものとして知られるのが士林夜市です。
食事を出す屋台のみならず、雑貨やファッション、ゲームコーナーまであります。
それぞれの出店の脇に小さなテーブルも出されますが、ほとんどの人が歩きながら食べているようです。
台湾に来たからには郷に従って食べ歩きを楽しみたいものですね。
有名なお店としては「士林豪大大鶏排」が挙げられます。
ここでは特大サイズのフライドチキンが売られています。
いつも行列ができていて、並んでいるあいだに袋が配られるそうです。
台湾で好まれている食べものには、他にどんなものがあるでしょうか。
まずは小籠包。
これは日本でもよく知られていますね。
台湾で広く食べられている料理です。
牛肉麺も台湾ではポピュラーなメニューと言えます。
ただ日本の中華麺に比べると、香辛料が独特なので、少しクセを感じる人がいるかもしれません。
魯肉飯という丼は、ご飯に豚そぼろ肉を乗せて、甘辛いタレをかけたもの。
忘れてはならないのがタピオカティー。
これは台湾が発祥の地。
ジューススタンドでも扱っていますし、コンビニでも売られているそうです。
観光地の見どころランキング・1位
象山自然歩道の入り口は、台北101から歩いて行くことのできる距離にあります。山の高さは海抜181メートル。
本格的な登山道というよりは、ファミリー向けのハイキングコースといった趣きですが、甘く見ると意外に大変です。
30分も歩けば展望エリアには辿り着けるのですが、急な坂道になっていたり、思いのほか険しかったり、てこずる日本人観光客が多いようです。
でも展望エリアに到着すれば疲れも吹き飛びます。
台北101が真正面にキレイに見え、さらに市街地の東側を一望できるからです。
象山から台北の街を見下ろすのに、遮るものがほとんどありません。
山頂には「六巨石」と呼ばれる、断面の大きな岩が、ゴロゴロと転がっています。
その上に登って景色を眺めるのも格別です。
象山、獅山、豹山、虎山を合わせて、四獣山と呼ぶならわしです。
なかでも象山自然歩道は、景色良し、歩いて良しの、ショートトリップとして人気を博しています。
観光地の見どころランキング・2位
猫空ロープウェイには、台北市立動物園の西側にある「動物園駅」から乗ることができます。2007年に稼働開始。
フランスのポーマ社によるロープウェイシステムを採用しています。
「動物園駅」から終点の「猫空駅」までは、だいたい20分くらい。
間には2つの降車駅と、2つの「方向転換駅」と呼ばれるものがあります。
ゴンドラには一度に8人まで乗ることができます。
床が透明なクリスタルゴンドラと呼ばれるものもあり、乗るためには専用の列に並ばなければなりません。
猫空ロープウェイの終点は茶の産地として知られています。
猫空というのは、地名なのですね。
かつて大陸の福建省からやってきた農民が茶屋を開いたのが起こりだそうです。
茶芸館と呼ばれるお店がたくさんあり、鉄観音など、美味しいお茶を味わうことができます。
「猫空駅」の一つ手前が「指南宮駅」です。
指南宮とは、台湾の道教の聖地で、仏教・道教・儒教が融合して信仰されているというパワースポットです。
観光地の見どころランキング・3位
国立故宮博物院には60万点を超える美術品が収蔵されています。もちろん、その全てが見られるわけではなく、ふだん展示されているのは6,000点ほど。
とはいえ、それだけでも全て見るのには、丸一日かかります。
ですから、滞在時間をあまり取れない旅行者は、有名どころだけを効率よく見るのがオススメです。
たとえば国立故宮博物院には「翠玉白菜」という展示物があります。
天然のヒスイと玉を混ぜ合わせた彫刻品なのですが、表現しているのが白菜というところが、ちょっとユニークですよね。
また、清明上河図(せいめいじょうがず)という長い絵巻物があり、北宋の都であった開封の賑わいを精緻に描いた歴史資料として高く評価されています。
国立故宮博物院へ行くには、地下鉄(MRT)の士林駅からバスかタクシーを使います。
美術品を保管しているため、冷房が強めに効いているそうなので、羽織るものを何か持っていくといいかもしれませんね。
まとめ
国立故宮博物院には60万点を超える美術品が収蔵されています。もちろん、その全てが見られるわけではなく、ふだん展示されているのは6,000点ほど。
とはいえ、それだけでも全て見るのには、丸一日かかります。
ですから、滞在時間をあまり取れない旅行者は、有名どころだけを効率よく見るのがオススメです。
たとえば国立故宮博物院には「翠玉白菜」という展示物があります。
天然のヒスイと玉を混ぜ合わせた彫刻品なのですが、表現しているのが白菜というところが、ちょっとユニークですよね。
また、清明上河図(せいめいじょうがず)という長い絵巻物があり、北宋の都であった開封の賑わいを精緻に描いた歴史資料として高く評価されています。
国立故宮博物院へ行くには、地下鉄(MRT)の士林駅からバスかタクシーを使います。
美術品を保管しているため、冷房が強めに効いているそうなので、羽織るものを何か持っていくといいかもしれませんね。