おすすめポイント
人は時として他人のことは気にせずに、自分の悩みや心配事を考えたり、或は何も考えないで休みたいと思うこともあるのではないでしょうか。そのような時こそ、東北を旅することをお勧めします。
東北には世間と隔絶する、きびしい自然と広大な大地があります。
東北人は、特に用事がなければ、訪れた人たちをを、そっとしておいてくれます。
磯のにおいが心を癒し、暖かい温泉が疲れを取ってくれます。
手の込んだ料理はありませんが、新鮮な海や山の幸があります。
まだ外国人観光客の姿はまばらです。
たまには静かな環境で自分を見つめる旅をしてみるのも良いことではないでしょうか。
東北の観光は、季節のイベントや行事とセットにして計画することをお勧めします。
各県で開催される夏祭りと合わせて、自然豊かな観光地を訪れてみたり、冬はスキーをしながら、温泉にゆっくりつかるなどすれば、楽しさが倍増します。
一人になって、列車で旅をしたり、クルマで廻ってみるのも有意義な事です。
東日本大震災で被害が出た沿岸部は、まだ復興途上ですが、旅館や商店、海産物関連の工場などは、少しずつ営業を再開しており、復興の進展の様子を確かめに訪れることは、現地の人々の何よりの励みとなります。
グルメ情報
東北は自然豊かで美味しい食べ物がたくさんあります。青森は、やはり魚介類です。
大間のマグロはクロマグロで、別名ホンマグロとも言われ、価格は高く、平成13年の築地市場の初セリでは、一匹2千万円の最高値がつきました。
大間町のすし店、料理店や民宿で味わうことが出来ます。
秋田の郷土料理”きりたんぽ”は、つぶしたご飯を杉の棒に巻き付けて焼き、棒から外して食べやすく切ったもので、鶏がらのだし汁に入れて煮込んだ鍋は、体を温ためます。
ハタハタは塩焼きしてがぶりと食べると、お腹の中のブリコのコリコリ感がたまりません。
県内どこでも出されますが、秋田市の居酒屋が安くて食べやすいです。
岩手は、わんこそばが名物で、本格的なお店では、お代わりの麺を注がれる前に蓋をしなければ終了せず、なかなか返してくれません。
小岩井農場のジンギスカンは最高の味です。
お土産には南部せんべいが喜ばれます。
山形は、そばが名産です。
特に大きな板の上に盛られた板そばは、食べごたえがあり、あごが疲れます。
天童・寒河江・尾花沢の街道沿いに、多くのそば店があります。
初夏の山形はさくらんぼが採れます。
街道沿いに、さくらんぼ狩りの看板が並びます。
宮城は塩竈のすしが新鮮で、仙台の牛タンは、ごはんのお代わり自由です。
福島は、喜多方ラーメンがたまらない味で、くだものは、ももの産地です。
観光地の見どころランキング・1位
奥入瀬渓流は、太古から続く自然の姿をそのまま残す貴重な自然の渓流です。十和田湖の子ノ口から焼山までの14km程の流れで、渓流の両側から軽快な枝ぶりの樹木が覆いかぶさり、長い歳月をかけて形創られた岩肌と滝の流れの組み合わせが見事で、独特の景観を創り出しています。
観光の季節は新緑の5月からと、紅葉の10月からが、もっともきれいな時期です。
渓流は自然の姿を保存されていますが、すぐ脇に遊歩道が整備され、歩いて散策することができます。
奥入瀬渓流は、十和田湖と組み合わせて観光するケースが多く、休屋地区には、多くのホテル、旅館が営業しています。
酸ヶ湯温泉も近く、青森産の総ヒバ造りの大屋根が載る、ヒバ千人風呂は、豪快な気分の温泉が体験できます。
アクセスは、青森市方面からと、八戸、三沢方面から行く方法があります。
観光地の見どころランキング・2位
花見山公園は、福島市にある民間の農家の所有地で、一般に開放されている公園です。特に桜がきれいで、花見の季節には、山一帯が桜の花に覆われ、見事な景色を見に、大勢の観光客が訪れます。
福島の春の花の咲き方の特徴として、梅、桃、桜、モクレンなどが、同時期にいっせいに咲き誇ります。
そのため他の地域では見られない豪華な花の競演が見られます。
花見山公園は桜の時期が終わっても、続いて、さつき、ツツジが咲き、夏に向けては新緑がきれいで、秋には紅葉、冬はロウバイが見事な咲きっぷりを見せます。
花見山公園は、花見の季節に周辺のクルマの乗り入れが禁止されるため、臨時駐車場か、JR福島駅からの臨時バスを利用しなければなりません。
花見の後は、福島近郊の飯坂温泉がお勧めです。
大小の温泉旅館が建ち並ぶ、にぎやかな温泉街です。
観光地の見どころランキング・3位
羽黒山は、月山、湯殿山と共に、出羽三山と言われ、古くから、日本の山岳信仰の修験者の修行の場そして、存在が知られていました。月山、湯殿山は小さな神社しかなく、羽黒山にある羽黒山神社が、三山の神社を統括して運営しています。
一般の人でも体験修験者として、泊りがけの修行に参加することができます。
煙をいぶした部屋の中で我慢する修行や、軽装で山の中を歩き廻る修行など、一般社会の喧騒からはなれ、清らかな心を取り戻したい社会人が全国から集まって来ます。
観光で訪れる場合は、神社の社殿に参拝し、五重塔などを見て廻ることもできますが、できれば、宿坊と言われる修験者の住まい兼民宿に一泊し、精進料理を食べ、早朝の神前での参拝のおつとめまで体験できれば、修験者の生活の一端をうかがい知ることが出来ます。
まとめ
羽黒山は、月山、湯殿山と共に、出羽三山と言われ、古くから、日本の山岳信仰の修験者の修行の場そして、存在が知られていました。月山、湯殿山は小さな神社しかなく、羽黒山にある羽黒山神社が、三山の神社を統括して運営しています。
一般の人でも体験修験者として、泊りがけの修行に参加することができます。
煙をいぶした部屋の中で我慢する修行や、軽装で山の中を歩き廻る修行など、一般社会の喧騒からはなれ、清らかな心を取り戻したい社会人が全国から集まって来ます。
観光で訪れる場合は、神社の社殿に参拝し、五重塔などを見て廻ることもできますが、できれば、宿坊と言われる修験者の住まい兼民宿に一泊し、精進料理を食べ、早朝の神前での参拝のおつとめまで体験できれば、修験者の生活の一端をうかがい知ることが出来ます。