おすすめポイント
釧路湿原は広大な湿原で、その広さは日本最大といわれています。釧路湿原は釧路川とその支流を抱き貴重な野生動物の宝庫とも言われています。
そのため、1980年には国際的な評価の高まりから日本で最初のラムサール条約登録湿地となりました。
その後1987年に国立公園として指定され釧路国立公園となりました。
ヨシ生い茂る広大な湿原は蛇行する川や点在する湖を擁する大草原のように見えますが、その草地の下には 水が満たされており絶えず霧となって立ち上がっています。
薄霧にかすむ草原や点在する沼や川は幻想的ですらあります。
驚くことに釧路湿原は、約4000年ほど前までは海であったといわれています。
4000年という長い年月をかけて現在の環境に変化してきました。
その過程で多くの動植物が独特の進化を遂げたため、この湿地特有の動物や植物が生息しています。
例えば哺乳類であれば、エゾシカ、エゾリス、キタキツネ、シマリスといった名前を聞けばだれでも知っている有名な動物たちが26種生息しています。
鳥の仲間では、タンチョウ、アカゲラ、シマフクロウ、カワセミといったこちらも有名な鳥たちが170種確認されています。
昆虫に至ってはその種類は1000とも2000ともいわれその数はいまだ確かではありません。
その他魚類や両生類などの水生生物も数多く生息しています。
グルメ情報
釧路といえば海の幸を堪能しないわけにはいきません。新鮮な魚介類を使った郷土料理がたくさんあります。
その中でも一寸変わった海鮮丼として「勝手丼」と呼ばれるものがあります。
勝手丼は市場内を自分で回ってみて好きな海産物を一寸ずつ買ってきて御飯に載せて海鮮丼にするという和商市場の名物です。
店員さんとの交渉次第では負けてくれたり大盛にしてくれたりとその場のノリと新鮮な魚介類両方を楽しめる料理です。
もう一つの海産物として「釧路ししゃも」があります。
釧路の名を冠したこのししゃもは、釧路港から水揚げされた釧路のブランドししゃもです。
このししゃもに燻製風にするなど、様々な工夫を凝らした加工をしたものがお土産として売られています。
訪れた際にはお土産のリストに加えておきたいものです。
また、珍しい料理に「阿寒やきとり丼」があります。
やきとりといっても食材として使ってあるのは阿寒産のエゾシカの肉です。
この、エゾシカの肉を焼いたりこねたり、揚げたりした三種類の調理方法で仕上げたものを丼にしてあります。
日本ではあまりなじみのないシカ肉ですが外国では好んで食されている国もあります。
他では、なかなか食べられない貴重なエゾシカの肉をこの機会に一度食べてみることをお勧めします。
観光地の見どころランキング・1位
釧路市動物園は、釧路市阿寒町にある動物園です。敷地総面積は47.8haもあり大変広い動物園です。
1975年の開園当時は、国内で一番広い動物園でした。
また、釧路市動物園は、日本で一番東に位置する動物園で北海道の有名な動物たちを数多く飼育しています。
釧路市動物園は日本で唯一、シマフクロウの飼育をしている動物園で、1995年にはシマフクロウの飼育下での繁殖に成功しました。
飼育動物にはシマフクロウの他に、タンチョウ、ニホンザルなどの北海道の動物たちの他に、レッサーパンダ、アムールトラ、ホッキョクグマといった他では見られない珍しい動物たちも飼育されています。
最近オープンした北海道ゾーンでは、これらの北海道中心の動物たちを工夫を凝らした形式で披露しています。
通常では見られないようなフクロウの飛行シーンを近くで見られたり、ヒグマなどの野生動物の息遣いを目の当りに感じられる動物園です。
観光地の見どころランキング・2位
北海道の東側では最大級の都市である釧路市とその近隣は霧が多いことで知られています。霧で有名な世界の都市といえばサンフランシスコやロンドンが有名ですが、それと同等かそれ以上ということで「日本のロンドン」とも称されています。
この霧は釧路だけではなく北海道東側のえりも岬から納沙布岬に至るまでの海岸線に多く発生することが知られています。
そのせいか、この付近の海岸線を走る道路は海霧街道と呼ばれています。
とりわけ、釧路の霧が発生しやすいのは夏の時期といわれます。
このせいで釧路湿原に観光に来ても何も見えなかったということも珍しくありません。
しかし、地元では、釧路の霧を逆に特産品として売り出す努力がされています。
この釧路の霧を環境省では、かおり風景百選に選定しました。
更には、釧路市ではこの霧を楽しむイベントとして「くしろ霧フェスティバル」を開催しています。
観光地の見どころランキング・3位
双湖台は、阿寒横断道路の途中にある高台の展望台です。国道241号の道路脇にあるこの展望台は樹海の中にある幻想的な、二つの湖を見下ろすことができるため観光客に人気のスポットです。
展望台から見て手前に見えるのが「ペンケトー」奥に見えるのが「パンケトー」と呼ばれています。
何やら、パンの名前のようですがこれはアイヌ語で、それぞれ「川上の湖」「川下の湖」という意味があります。
これらの湖は、阿寒カルデラの内にあって本来阿寒湖であったものが阿寒岳の噴火によって分断されたものといわれています。
広大な樹海の中に位置するこれらの湖への直接的なアクセスは徒歩に限られているためこの双湖台あるいは双岳台の2か所からしか見ることができません。
樹海に囲まれた幻想的な二つの湖を眺められるのはここが一番という訳です
まとめ
双湖台は、阿寒横断道路の途中にある高台の展望台です。国道241号の道路脇にあるこの展望台は樹海の中にある幻想的な、二つの湖を見下ろすことができるため観光客に人気のスポットです。
展望台から見て手前に見えるのが「ペンケトー」奥に見えるのが「パンケトー」と呼ばれています。
何やら、パンの名前のようですがこれはアイヌ語で、それぞれ「川上の湖」「川下の湖」という意味があります。
これらの湖は、阿寒カルデラの内にあって本来阿寒湖であったものが阿寒岳の噴火によって分断されたものといわれています。
広大な樹海の中に位置するこれらの湖への直接的なアクセスは徒歩に限られているためこの双湖台あるいは双岳台の2か所からしか見ることができません。
樹海に囲まれた幻想的な二つの湖を眺められるのはここが一番という訳です