おすすめポイント
山形県の北東に位置する新庄市は、周りを最上郡金山町、真室川町、 鮭川村、戸沢村、大蔵村、舟形町、最上町などの多くの小さな村に囲まれた地域です。また山形新幹線の最終駅にもなっており、山形から秋田へ向かう際は、この新庄市で乗換を行ないます。
かつては新庄藩が置かれ、城下町として栄えたこの地域では、町の至るところでその名残が見られます。
新庄城があった場所は、現在は最上公園となっていますが、周囲は堀と土居で囲まれ、当時の様子が垣間見れるほか、濠にはサクラの木が植えてあり、春には美しい花をさかせます。
奥の細道を旅した松尾芭蕉は、元禄2年(1689)に新庄入りしたと伝えられています。
その時の芭蕉は清水で喉を潤わせ、一句詠んだと言われていますが、その場所は、現在柳の清水跡 として市指定史跡になっています。
芭蕉の足跡を辿る旅ではぜひ新庄に立ち寄ってみましょう。
新庄には県内でも珍しい様々な巨木や名木が生息し、中には市指定の天然記念物に指定されているものもあります。
冬は雪深い地域ですが、1年を通して様々な花が咲き、夏には、名物の「新庄祭り」が開催されます。
国重要無形民俗文化財にも指定され、圧倒的なスケールで見るものを魅了すると言われています。
新庄市で、歴史と伝統に触れ合いながら夏の夜を楽しむのも素敵ですね。
グルメ情報
新庄市は、山形県においては「最上地方」に位置づけられています。最上地方は、山形県のシンボル「最上川」の中流部にあたり、他の地域とは異なる伝統文化が栄えてきました。
最上川で取れた新鮮な川魚、わらびやこごみ、ミズなどの山菜料理、納豆をすりつぶして作る納豆汁、鯉の煮付けなどの郷土料理はどれも素朴で健康的です。
また、冬が長い北国ならではの乾物も多く、シミ大根やタラを干物にした「棒ダラ」なども有名です。
一方で、新庄市は馬の産地として「馬刺し」が食べられることでも知られています。
馬刺しがはじまったのは昭和40年頃と言われ、低脂肪でヘルシーなことから、人々に長年愛されてきました。
他の地域に比べ、新庄市では馬肉料理を出す店が多いことに気づくでしょう。
山形の地酒で味わう馬刺しの美味しさは格別ですね。
蕎麦やラーメンの美味しさも一押しで、駅周辺だけでも多くの麺類を提供するお店が立ち並びます。
珍しいものでは、鳥のモツを使ったトリモツラーメンや、冷やしラーメンなどがあり、夏の時期などは多くの人が注文するようです。
またお土産にはくじらもちや、焼き団子、あじさいせんべいが人気です。
どれも独特の食感で、甘すぎないところが好評となっています。
観光地の見どころランキング・1位
「ゆめりあ」という名前は、「夢」と「エリア」が組み合わさって出来た言葉で、新庄市の豊かな自然や、独特の文化、歴史に触れ、人々同士がコミュニケーションをする場であって欲しいという願いを込めて付けられたと言われています。「ゆめりあ」は2階建ての交流センターになっており、館内にはお土産が並ぶ「もがみ物産館」、食事が楽しめるレストランや喫茶店、イベントが行なわれる「花と緑の交流広場」、最上文化を学ぶことができる「もがみ体験館」などがあります。
中でも「もがみ体験館」には最上地方の自然、文化、歴史などを『標本箱』という形で展示しており、標本箱の数は200個を超えているというから驚きです。
さらに、その一つ一つが手作りの作品となっています。
その土地の文化や歴史を楽しみながら学習できるのは魅力的ですね。
観光地の見どころランキング・2位
新庄駅のすぐ隣、文化交流施設「ゆめりあ」の中にある「もがみ物産館」は、様々なお土産や伝統工芸品が購入できる店として、多くの観光客で賑わいを見せます。最上地方の8市町村それぞれの名物が所狭しと並べられており、これほどの種類のものを購入できるのも、もがみ物産館ならではです。
中でも、新庄東山焼は「出羽のかげり」とよばれる鮮やかな青い色が特徴。
登窯で焼いているのは全国でも珍しく、ここでしか手に入らないお土産として人気があります。
その他に、細い絹糸を使った「新庄亀綾織」のポーチや小物入れは、女性へのお土産にぴったり。
また地元産の野菜や果物を使ったアイスクリームも販売しており、「アスパラガス」や「ほおずき」のアイスクリームの味わいは衝撃的と言われています。
ぜひもがみ物産館でその味を試してみましょう。
観光地の見どころランキング・3位
新庄城の城址として親しまれている最上公園は、新庄市の中心、堀端町にあり、地元の人々にも長年愛されてる場所の一つです。その昔、新庄藩は6万8千2百石の城下町として栄え、新庄城は、三重の堀に囲まれた平城として創られました。
戸沢氏が約255年にわたり領内を治め、その城内には当時の堀や石垣、戸沢神社、天満宮、護国神社などが残っています。
堀をぐるりと囲むように植えられたサクラは見事で、春はあたり一面がピンク色に色づきます。
その数は約350万とも言われ、花見どころの最上公園として多くの人々に愛されています。
また、4月には、カド焼き祭りが行なわれるので要チェックです。
カドとはニシンのことを指し、別名を春告魚(はるつげうお)ともよぶそうです。
油の乗ったカドを蒸し焼きにし、豪快にかぶりつくのが新庄流。
花見をしながら、お酒がすすみます。
まとめ
新庄城の城址として親しまれている最上公園は、新庄市の中心、堀端町にあり、地元の人々にも長年愛されてる場所の一つです。その昔、新庄藩は6万8千2百石の城下町として栄え、新庄城は、三重の堀に囲まれた平城として創られました。
戸沢氏が約255年にわたり領内を治め、その城内には当時の堀や石垣、戸沢神社、天満宮、護国神社などが残っています。
堀をぐるりと囲むように植えられたサクラは見事で、春はあたり一面がピンク色に色づきます。
その数は約350万とも言われ、花見どころの最上公園として多くの人々に愛されています。
また、4月には、カド焼き祭りが行なわれるので要チェックです。
カドとはニシンのことを指し、別名を春告魚(はるつげうお)ともよぶそうです。
油の乗ったカドを蒸し焼きにし、豪快にかぶりつくのが新庄流。
花見をしながら、お酒がすすみます。