おすすめポイント
八尾町は、富山県の南部にあった町です。現在では富山市に編入されていますが、以前から有名だった八尾町の観光資源を活かすため、この地域は八尾町という名称が使われ続けています。
この地域の観光は「越中八尾」というくくりで盛り上がりを見せており、多くの観光客が訪れます。
特に有名なのが伝統芸能である「越中おわら」です。
民謡である唄や踊り、三味線や太鼓やお囃子といった音色が奏でられ、夏になると「おわら風の盆」というお祭りで大々的に披露されます。
この文化を後世に伝えるため、おわら保存会が組織されています。
演技者一人一人が練習を重ね、また地元の小学生や中学生、高校生に演技指導を行い伝統を継承するための努力を行っています。
こういった取り組みによって、「おわら風の盆」では一糸乱れぬ舞を披露でき、それが観光客の心をつかむのです。
前夜祭では観光客向けの踊り方教室が行われます。
地域によっては観光客も参加できる舞の輪ができることもあり、地元の人々と観光客が一体となって八尾町の伝統芸能を満喫することが出来るのです。
また、四季折々の自然にも恵まれており、春には桜、秋には紅葉、冬は雪景色など季節を問わず楽しめるのが八尾町観光なのです。
グルメ情報
「おわら風の盆」の時期に多くの観光客が集まる八尾町では、その観光客を満足させるグルメが揃っています。「京風割烹 綿宇」では、地元の食材を使った季節感あふれる京風懐石料理を楽しめます。
お座敷席では食事をしながら「おわら」を鑑賞することができるため、非常に人気のある料亭です。
また、時期によっては料理人が厳選した子持ち鮎の通販を行っていることがあります。
この鮎はハーブを食べて育っており、じっくりと焼き上げた鮎です。
八尾町での滞在中に訪れることが出来なければ、自宅に帰ってから「綿宇」の味を堪能することも出来るのです。
越中では古くから和紙の生産が盛んで、現在でも手作業で和紙の製造を行っています。
その工房である桂樹舎の中にある「喫茶パピルス」では、和紙とともに古くから伝わる和菓子を味わうことが出来ます。
とても静かな店内で、心を落ち着かせることが出来る雰囲気を持つ喫茶店です。
おぐら白玉は数百年使用されている石臼で挽いた白玉粉を使用しており、注文してから手作りしてくれます。
看板メニューはくずきりで、自家製の黒蜜をかけて食べるのがオススメです。
食後に抹茶で一服すれば、越中に来たという実感が持てるはずです。
観光地の見どころランキング・1位
「諏訪町本通り」は、八尾町の中心部にある通りです。道には古くからの民家が建ち並び、江戸時代から続く街並みがそのまま残っている気さえしてきます。
日本の特色ある優れた道路が選ばれる「日本の道100選」に選定されており、近年になって整備されているにもかかわらず、石畳がとても美しい歴史を感じさせる通りになっています。
「おわら風の盆」ではこの諏訪町本通りを踊り手が練り歩き、さらに「八尾曳山祭」というお祭りでは山車が活気を帯びながら通過し、それらを見物する観光客であふれかえります。
諏訪町本通りには石垣があり、冬にはまた違った顔を見せてくれます。
雪が一面に降り積もり、夜になると石垣全体がライトアップされるのです。
越中はお祭りのある夏に注目されることが多いですが、冬も情緒あふれる光景を目にすることが出来るのです。
観光地の見どころランキング・2位
八尾町では、富山県の指定有形民俗文化財となっているお祭りの「八尾曳山祭」が開催されます。曳山とはこの地方での山車の呼び方で、三味線や笛、太鼓という和楽器で演奏される曳山囃子とともに、6本の曳山が町内を駆け巡ります。
「八尾曳山展示館」はその曳山が展示されている資料館です。
八尾曳山は高さ7.5メートル、重さ4トンという巨大な二層構造で、随所に彫刻が彫られる豪華絢爛な造りになっています。
彫刻の題材には仙人たちの姿もあり、健康で長生きできるようにという願望を表しています。
「八尾曳山展示館」では6基ある曳山のうち、常に3基が展示されており、精巧な美術工芸としての顔も持つ曳山を間近で見学することが可能なのです。
なお、「八尾曳山展示館」は越中八尾観光会館の中にあるので、訪れる際は注意しましょう。
観光地の見どころランキング・3位
「八尾おわら資料館」は2000年に開館した比較的新しい資料館です。映像展示室ではおわら風の盆の映像を中心とした優雅で幻想的なおわらを鑑賞することができ、大型スクリーンに映し出される映像によってまるで自分が踊りの輪の中に入っているような感覚で楽しめます。
資料としての映像を見るだけでなく、体験した気分になれる造りになっている展示室なのです。
この映像展示室で映像を見たら、本物の踊りも見たくなること請け合いです。
資料展示室ではおわらに関する衣装や楽器の資料、さらには歌詞などが展示してあります。
また、おわらの中興の祖と言われる人物に関する資料も展示されています。
おわらをどのようにして保存し、次の世代へ伝えていくのかと言った歴史的な背景を知ることが出来る貴重な資料です。
まとめ
「八尾おわら資料館」は2000年に開館した比較的新しい資料館です。映像展示室ではおわら風の盆の映像を中心とした優雅で幻想的なおわらを鑑賞することができ、大型スクリーンに映し出される映像によってまるで自分が踊りの輪の中に入っているような感覚で楽しめます。
資料としての映像を見るだけでなく、体験した気分になれる造りになっている展示室なのです。
この映像展示室で映像を見たら、本物の踊りも見たくなること請け合いです。
資料展示室ではおわらに関する衣装や楽器の資料、さらには歌詞などが展示してあります。
また、おわらの中興の祖と言われる人物に関する資料も展示されています。
おわらをどのようにして保存し、次の世代へ伝えていくのかと言った歴史的な背景を知ることが出来る貴重な資料です。