おすすめポイント
日光駅からバスで45分ほど、紅葉で有名ないろは坂を上った先、標高1269メートルの場所に日本一標高の高い所にある中禅寺湖があります。中禅寺湖は日光国立公園の中にあり、周囲約25キロメートル、最大水深163メートルの美しく大きな湖です。
男体山の噴火によってせき止められたと伝えられており、遊覧船には湖を約1時間で1周するコースがあります。
様々な名所を周るので手軽にできる観光として人気です。
またボート遊びや釣り、湖畔のキャンプなどのアウトドアも楽しめます。
明治中期から昭和初期にかけては欧米人の避暑地として有名だったため、当時は数多くの別荘が建ち並んでいました。
中には、フランスやベルギーの大使館別荘のように今でも使われている別荘や、現在見学できる元大使館別荘もあります。
千手ヶ浜は徒歩や遊覧船でのみ行ける砂浜で、樹齢200年を超えるミズナラが見られます。
湖の魚は明治以降に放流されたもので、ワカサギやヒメマスなどの魚が生息しています。
中禅寺湖スカイラインの途中にある中禅寺湖展望台からは男体山と中禅寺湖を同時に見ることが出来るスポットです。
積雪の時期は通行できませんが、気候の良い時期はぜひ足をのばしたいスポットです。
グルメ情報
日光名物湯波が食べられる店は、中禅寺湖周辺にもいくつかあります。日光湯波は精進料理の一つで、日光開山の時に修験者達によって持ち込まれました。
豆乳を温め表面にできる皮膜を細い串を薄皮の中央に入れてすくい上げるので、串から両側にたれ下がった皮膜がくっついて一枚となります。
手間暇かけて作られるため、昔は位の高い僧しかが食べることができませんでした。
湯波料理や定食は手軽に食べられるものから懐石料理までありますので、予算に合わせて選ぶことができます。
天然かき氷も日光名物の一つです。
初夏から秋ごろにかけてのメニューですが、今天然氷を造る業者は全国で5軒しかないので、他では滅多に食べられないものです。
さくさくふわっふわの天然かき氷は舌触りも良く、あっという間に食べ終わってしまうほどの美味しさです。
また昔から西洋人の別荘が多いことから、上品な西洋料理店も多くあります。
とちぎ和牛やヒメマスを使った料理など、地元産の食材を使った西洋料理がお勧めです。
気軽に購入して食べられるものとしては、中禅寺湖の清流で育ったヒメマスの塩焼きでしょう。
奥日光内にあるいくつかの滝のそばのレストハウスの店先で、焼きたてのアツアツのものが食べられます。
観光地の見どころランキング・1位
湖周辺で一番人気のある観光スポットは、日本三大名瀑の一つ、華厳ノ滝です。中禅寺湖から流れ出た大谷川から続いている滝で、高さ97メートルからなだれ落ちる水は轟音を立てています。
通常1秒間に約2トンの水量は間近で見ると迫力満点です。
大雨が降った後は水量が増えることがあるため、さらに迫力が増します。
昭和5年に滝の上から岩盤をくり抜いて作られた有料のエレベーターを利用すれば100メートル下に降りて、華厳ノ滝を間近で見ることができます。
エレベーターの地下通路は真夏でも15度の涼しさなので、上着を持っていると良いかもしれません。
新緑、紅葉、冬場と、四季ごとに景観が変わるので、季節ごとに訪れても良いでしょう。
また夏が近づくとイワツバメが飛来し、華厳ノ滝の上空を飛んでいる様子が見られます。
観光地の見どころランキング・2位
中禅寺湖のすぐそばにそびえる男体山の山開きは毎年5月5日から10月25日までです。782年に日光開山の祖、勝道上人が男体山登頂に成功しました。
男体山登拝大祭 は7月31日から8月7日までで、中宮祠の二荒山神社で深山踊り、花火大会、扇の的弓道大会などの行事が開催されます。
花火大会は15分ほどで終わってしまいますが、湖上に映える花火はとてもきれいです。
山頂には日光二荒山神社の奥宮があり、多くの人々が深夜0時になると同時に参道を登ります。
道のりは約6キロメートル、3から4時間ほどかかる距離です。
男体山山頂から眺める日の出は美しく、中禅寺湖は、神秘的な色の水をたたえています。
湖から眺める男体山は新緑、紅葉の季節、雪景色も美しいと人気があります。
観光地の見どころランキング・3位
唐銅鳥居は、中禅寺湖の二荒山神社中宮祠にあります。中宮祠は、男体山の山頂にある奥宮と日光山内にある二荒山神社本社の中間にあるためにそう呼ばれています。
二荒山神社中宮祠の祭典としては、新年早々の1月4日に中宮祠上神橋で行われる武射祭などが有名です。
本殿など重要文化財指定の主要建造物があり、本殿右側に山頂奥宮への登拝門があります。
宝物館には日本一の大太刀等の刀剣類のほか、男体山頂から出土した土器などが展示されています。
拝殿右側にある唐銅鳥居は、1769年に建立されました。
鳥居の脚元の蓮弁は、本来は仏様の台座や光背、装飾などに用いられるもののため神社にあるのは珍しいものです。
明治新政府により出された神仏分離令以降、神社と寺院ははっきりと区別されるようになり、今ではほとんど見られない神仏習合の名残として国の重要文化財に指定されています。
まとめ
唐銅鳥居は、中禅寺湖の二荒山神社中宮祠にあります。中宮祠は、男体山の山頂にある奥宮と日光山内にある二荒山神社本社の中間にあるためにそう呼ばれています。
二荒山神社中宮祠の祭典としては、新年早々の1月4日に中宮祠上神橋で行われる武射祭などが有名です。
本殿など重要文化財指定の主要建造物があり、本殿右側に山頂奥宮への登拝門があります。
宝物館には日本一の大太刀等の刀剣類のほか、男体山頂から出土した土器などが展示されています。
拝殿右側にある唐銅鳥居は、1769年に建立されました。
鳥居の脚元の蓮弁は、本来は仏様の台座や光背、装飾などに用いられるもののため神社にあるのは珍しいものです。
明治新政府により出された神仏分離令以降、神社と寺院ははっきりと区別されるようになり、今ではほとんど見られない神仏習合の名残として国の重要文化財に指定されています。