おすすめポイント
水郷の町とよばれる柳川は、もともと海に近く湿気の多い湿地帯でした。そこで柳川城築城にあたり、お堀を町の中にも張り巡らすことによって、治水のよい城下町を形成したことに柳川の歴史が始まります。
町中に作られたお堀には、湧き出る地下水を流しだすことによって地盤沈下を防ぐほか、農業用水として、また生活用水としての役割が果たされています。
柳川川下りでは、人々の生活に欠かせないお堀をどんこ舟で下ることによって、人々の生活をしり、自然の美しさを楽しむことができます。
春にはあたたかな日差しを感じながら、お堀の岸に咲く桃色の花を愛でることができます。
またひな祭りのころには、さげもんとよばれる柳川ならではの雛飾りを楽しみ、また稚児さんに扮した子供たちのパレードを見ることができます。
夏には暑さを感じながらも、うちわで扇ぎながら、水辺ならではの涼しさを楽しめます。
秋には真っ赤に色づく萩の並木の間をどんこ船で通り抜けながら、季節の移り変わりを実感できます。
冬にはどんこ船に炬燵が備わり、アットホームな雰囲気でくつろぎながらの柳川川下りをしていきます。
季節によって、その時々の景色の変化を楽しみ、また行事も豊富な柳川川下りは、何度訪れても飽きることなく楽しめるのです。
グルメ情報
柳川のグルメといえば、なんといっても柳川鍋とうなぎのセイロ蒸しに代表されます。もともと湿地の多い土地ですから、どじょうやウナギがよく捕れる地域です。
そこで土鍋にささがきにしたごぼうを入れ、どじょうをだし汁・砂糖・醤油とともに溶き卵で煮るという素朴な料理が「柳川鍋」として受け継がれています。
これは江戸時代から伝わる調理方法で、当時からどじょうやごぼうは精がつくと言われていて、夏バテ防止のためによく食されていたそうです。
うなぎにも夏バテ防止効果があるのはご存知の通りですが、一般的なうな丼やうな重との違いとしては、一度かば焼きにしたうなぎをタレを染み込ませたご飯とともにセイロにいれて蒸し上げる点にあります。
これによって、うなぎの旨みを十分にご飯にしみこませ、柔らかく、熱々のまま食べられるようになっています。
このほか、柳川川下りのどんこ船の上でバーべキューを楽しめるお店もあり、またお弁当や飲み物をどんこ船に持ち込むことも可能です。
柳川川下りと同時に食事を楽しむか、それとも柳川川下りを楽しんだあとゆっくりと景色を楽しみながら周辺でグルメを楽しむか…どちらを選択しても、ここでしか味わえないひと時を過ごせることでしょう。
観光地の見どころランキング・1位
下百町乗船場より1時間ほど柳川川下りをしていくと、柳川藩主別邸「御花」が見えてきます。御花とは地名が花畠であったことから柳川の人々が「御花」と呼ぶようになったといわれています。
2011年から東庭園をふくめて立花氏庭園の名称でよばれるようになっています。
1978年には敷地の西半分が松濤園(しょうとうえん)として国の名勝に指定されています。
松濤園は宮城県の松島を模して造られており、海に見立てた池と周囲には無数の石がおかれています。
池の水は柳川城の堀の水が循環するようにして作られています。
冬には野鴨が訪れ、風物詩となっています。
およそ7000坪ある敷地内には、松濤園のほか、立花家史料館、松濤園の眺めを楽しみながら食事ができるレストラン、売店のほか、宿泊施設もあり観光客に人気となっています。
観光地の見どころランキング・2位
川下りコースの途中で見ることができる赤煉瓦の倉庫群は、並倉とよばれています。柳川川下り(お堀めぐり)コースの外堀と内堀の分岐点にあり、赤煉瓦の美しい建物と柳川の堀とが美しい光景を作り出しています。
柳川の紹介をするには欠かせない光景なのですが、この並倉は明治三年創業の味噌製造所として現在も営業をしています。
創業してまもなく陸軍や三池鉱山の御用達にも指名されるようになり、米や麦を原料として作られた味噌は並倉の前で船に積まれ、運搬され、汽車や汽船に積み替えられて全国に送られていく光景が頻繁にみられるようになりました。
今でこそその光景は見られなくなりましたが、平成12年12月に国の登録文化財に指定されており、赤煉瓦の建物は味噌の貯蔵庫として現在も利用されています。
観光地の見どころランキング・3位
外堀と内掘りをつなぐ唯一の水門として、柳川城塞水門(やながわじょうそくすいもん)があります。外敵の侵入を防ぐために作られたもので、有事の際にはこの水門を開くことによって、城の周囲以外を水浸しにするという役割を担っていました。
現在でも当時のままの姿をのこしていますが、柳川川下りではどんこ船がぎりぎりの幅の水門を通り抜けるという、船頭さんの腕の見せ所となっています。
水郷の町として知られる柳川では、この水門も大切な役割をはたしています。
毎年2月の半ばから下旬にかけては、「水落とし」といって水門を閉じ、なかの水をぬいて掃除や整備をおこなうという行事がおこなわれます。
そして水落し期間が終わると水門を開いて、新たなシーズンを迎えることになります。
まとめ
外堀と内掘りをつなぐ唯一の水門として、柳川城塞水門(やながわじょうそくすいもん)があります。外敵の侵入を防ぐために作られたもので、有事の際にはこの水門を開くことによって、城の周囲以外を水浸しにするという役割を担っていました。
現在でも当時のままの姿をのこしていますが、柳川川下りではどんこ船がぎりぎりの幅の水門を通り抜けるという、船頭さんの腕の見せ所となっています。
水郷の町として知られる柳川では、この水門も大切な役割をはたしています。
毎年2月の半ばから下旬にかけては、「水落とし」といって水門を閉じ、なかの水をぬいて掃除や整備をおこなうという行事がおこなわれます。
そして水落し期間が終わると水門を開いて、新たなシーズンを迎えることになります。