おすすめポイント
奈良公園は660へヘクタールにも及ぶ広大な地域にまたがり、万葉集に詠まれるほどの豊かな自然に囲まれた歴史ある公園です。奈良公園には言わずと知れた東大寺、春日大社や興福寺、奈良国立博物館、若草山、正倉院などがあります。
これらを見て回るだけでも一日が終わりそうですが、奈良公園の特徴として忘れてはならないのが公園中を闊歩する鹿たちです。
古来より鹿は春日大社の神使として1000年以上大切に保護されてきました。
奈良公園の鹿は国の天然記念物に指定されていてます。
エサをあげることはできませんが、鹿せんべいをあげてみるのもいい思い出になります。
ちょっと怖いくらいに鹿たちが寄ってくることもありますが。
以前は公園内の鹿がいる場所には必ず鹿のフンがコロコロと落ちていて、フンを踏まないように下を気にしながら観光していましたが、最近は少なくとも東大寺のあたりはこまめに清掃されているような印象を受けました。
なので油断はできませんが比較的歩きやすくなったように感じます。
その他にも若草山焼きや鹿の角切り、なら燈花会、正倉院展、芝能、なら瑠璃絵などのイベントもありますので季節ごとに違った顔の奈良公園を楽しめると思います。
グルメ情報
「奈良に美味しい料理はない」こんな言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。確かにぱっと考えただけで特に思いつく料理がないかもしれません。
海なし県なので海の幸もありません。
でも実は美味しい名店があるのです。
奈良に行ったらぜひ足を運んで味わって欲しいお店です。
奈良公園から続く奈良県庁前の道路沿い、奈良国立博物館前にある釜飯専門店「釜飯 志津香 公園店」がおすすめです。
奈良で創業して50年の歴史があります。
食事時になるといつも行列ができていて、外国からの観光客にも人気ですし、奈良のガイドブックには必ず紹介される有名店です。
釜飯の単品だと1000円から1800円ぐらいです。
一品がついた定食メニューも2200円ほどであります。
注文してから炊き上げるので少し時間がかかりますが、おこげまでいただけるので待つ甲斐はあります。
釜飯以外にもおむすび定食や雑炊もあります。
炊きたてのご飯と上品な味付けは最後のおこげを食べ終わるまで飽きることはありません。
濃い味付けが好きな方には物足りないかもしれませんが、これが奈良の名店の味なのです。
奈良公園から歩いて行ける距離にあるので、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
観光地の見どころランキング・1位
東大寺といえば誰もが知っている「奈良の大仏(廬舎那大仏)」があるお寺です。天平15年(743年)に聖武天皇が建立したお寺です。
世界最大の木造建築である大仏殿や阿形吽形の金剛力士立像が安置されている南大門、毎年3月(旧暦の2月)にお水取りが行われる二月堂、見事な彫像が並ぶ法華堂、天平時代の遺構である転害門など、じっくり見て回りたい歴史的建造物の数々です。
一日かかっても終わらないかもしれません。
そして東大寺のもうひとつのおすすめが年末年始です。
毎年大みそかから元旦にかけて正面唐破風下の観相窓が開かれ、普段は見ることができない大仏様のお顔を外から見ることができます。
大仏殿内の優しい光で照らされたお顔を拝しながら新年を迎えることは、とても気の引き締まる思いがします。
また、東大寺ミュージアムには数々の貴重な重要文化財が展示されているのでおすすめです。
観光地の見どころランキング・2位
興福寺から三条通り東へ進み、鳥居をくぐって行くと南側一帯に広がる丘陵地帯が「浅茅が原園地」です。そこを越えると鷺池の真ん中に浮かぶ浮見堂が見えてきます。
浮見堂の歴史はまだ新しく、大正5年に建てられました。
檜皮葺の緩やかな屋根の東屋です。
鷺池の岸から橋が架かっているので浮見堂まで渡ることができます。
浮見堂の中で座って景色を眺めることもできますが、やはり鷺池の岸から眺める浮見堂がおすすめです。
池の水面に映る姿がとても絵になります。
鷺池の周りには桜や紅葉など季節ごとに目を楽しませてくれる自然が豊富です。
浅茅原園地内にはほかにも円形の窓が特徴の「円窓亭」や古くからの梅の名所「片岡梅林」などがあります。
奈良公園からの大通りからも外れていて観光客もそんなに多くないので、知る人ぞ知る穴場スポットです。
観光地の見どころランキング・3位
薬師寺は持統天皇によって藤原京に建てられたものを養老2年(718年)平城京に移され、もとの薬師寺にならって新しく建てられました。しかし出火や兵火などで焼けた堂舎も多くその度に再建されたり仮の堂舎が建てられたりしました。
昭和46年(1971年)から復元工事が進められ、金堂、西塔、中門、回廊が完成しました。
創建当時のまま残っている東塔は三重塔です。
しかし各層に裳階(もこし)がつけられていて六重のように見えてとても美しく、ほかの鮮やかな色彩の建物の中で堂々とした歴史を感じさせる佇まいを見せてくれます。
奈良公園周辺の観光スポットからはかなり離れていて、平城京跡よりもさらに南に行った西ノ京にあり後回しになってしまうかもしれませんが、西ノ京駅からも近くユネスコ世界遺産に登録されているのでぜひ訪れてみてください。
まとめ
薬師寺は持統天皇によって藤原京に建てられたものを養老2年(718年)平城京に移され、もとの薬師寺にならって新しく建てられました。しかし出火や兵火などで焼けた堂舎も多くその度に再建されたり仮の堂舎が建てられたりしました。
昭和46年(1971年)から復元工事が進められ、金堂、西塔、中門、回廊が完成しました。
創建当時のまま残っている東塔は三重塔です。
しかし各層に裳階(もこし)がつけられていて六重のように見えてとても美しく、ほかの鮮やかな色彩の建物の中で堂々とした歴史を感じさせる佇まいを見せてくれます。
奈良公園周辺の観光スポットからはかなり離れていて、平城京跡よりもさらに南に行った西ノ京にあり後回しになってしまうかもしれませんが、西ノ京駅からも近くユネスコ世界遺産に登録されているのでぜひ訪れてみてください。