おすすめポイント
北海道の南西部に位置する函館は、日米和親条約の際に開港されて以降、多くの外国人により多彩な文化が持ち込まれました。このため、他に類を見ない独特の文化が築き上げられ、既存の観光資源と相まって多数の観光スポットが存在しています。
函館といえば、世界三大夜景にも名を連ねる函館山の夜景や、幕末の歴史と深い関連のある五稜郭などが有名ですが、これら以外にも多くの函館穴場ポイントがあり、古い町並みや旧繁華街などもその一つです。
函館山の麓にある西部地区の町並みは、伝統的な建造物が建ち並んでいることもあり、北海道遺産に登録されています。
カトリック元町教会をはじめ、和洋折衷の建造物など、歩くだけでも和洋折衷文化の一端に触れることができます。
函館の歴史と切っても切れないのが、松前藩の存在です。
かつて松前藩が栄えたお膝元の松前町は、函館から南西方面に車で約2時間ほどの場所にあり、江戸期の町並みを再現した「松前藩屋敷」では、その頃の息吹を感じ取ることができます。
徐々に東部や北部へと移動してきた函館市の繁華街ですが、西部地区の次に函館の中心地となったのが大門地区です。
かつては繁栄を誇った大門地区も今では他の地区にその座を譲っていますが、再開発も進められており、函館穴場ポイントとして観光客にも人気があります。
グルメ情報
函館穴場スポットのみならず、函館のグルメも多種多様で、西部地区では歴史が長く地元民からも人気のあるグルメが豊富です。宝来町にある「元祖小いけ」のカレーは、スパイスのきいた絶妙の辛さと、辛さの中にある味わい深さが人気です。
同じく宝来町にはすき焼きの名店「阿佐利本店」があり、上質な牛肉で作られるすき焼きはもちろんのこと、午前中には売り切れることが多いコロッケも人気があります。
末広町には、ラッキーピエロとハセガワストアが並びます。
ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーや、ハセガワストアのやきとり弁当は、全国チェーン店が苦戦するほど市内では絶大な人気を誇るB級グルメで、市民や市外からの観光客はもちろん海外からの観光客も多く、常に賑わいを見せています。
松前町では、松前漬けが特産品として有名です。
元々は松前藩の郷土料理として周辺地域で食され、昆布やスルメ、イカや数の子などを醤油ダレで合わせ漬け込んだものです。
その他、周辺の海域でとれる海産物に恵まれ、松前スルメやほっけの開き、海苔の佃煮などの加工品をはじめ、アワビやウニなど新鮮な水産物も豊富で、マグロを使った松前マグロ三色丼も人気メニューの一つとなっています。
観光地の見どころランキング・1位
カトリック元町教会は、1877年にフランスの司祭によって創建された、日本国内で最も古い歴史を持つカトリック聖堂です。屋根の上の風見鶏がワンポイントとなっているカトリック元町教会は、当初は木造式だったこともあり、1907年の函館大火の際に消失してしまいましたが、後にレンガ造りのものが再建されました。
しかし、1921年には再び大火の被害に遭い、1924年の補修工事によって現在のゴシック式建造物となり、ローマ法王の使節が訪問し聖霊降臨を執り行ったほか、同時に大鐘楼も増築されました。
聖堂内には、ローマ法王より寄贈された祭壇や十字架などが飾られており、信仰者の心の拠り所となっています。
聖堂の裏側には、聖母マリアが現れたとされる、南フランスの「ルルドの洞窟」ことマッサビエルの洞窟が祀られています。
観光地の見どころランキング・2位
かつて北海道南西部ではアイヌ人と和人が共存し、文化的交流が行われていました。江戸末期にはロシアの南下や列強国の進出が現実味を帯びたため、幕府の直轄地となりましたが、それまで北海道南西部を支配していたのが松前藩で、「松前の五月は江戸にもない」と言われるほど栄華を誇っていました。
松前藩屋敷は、当時賑わいを見せた城下町松前の町並みを再現したものです。
藩士が生活していた武家屋敷や、ニシン漁で栄えた漁場の近くにあった漁師の番屋、海運業者の廻船問屋、当時の理髪店である髪結、松前藩に出入りする人の検査や徴税などを行っていた沖の口奉行所など、昔の建物を模した14棟の建造物が人形や家財道具と共にあり、当時の松前藩を疑似体験することができます。
詳しく案内してくれる専門のガイドがいるほか、貸衣装店やお土産店などもあり、人気の高い一大テーマパークとなっています。
観光地の見どころランキング・3位
ひかりの屋台大門横丁は、JR函館駅からすぐの大門地区にある、屋台形式の飲食店が集合した「屋台村」です。30店舗近い店舗数は、屋台村としては全国最大規模を誇っており、市外から訪れる観光客はもちろん、地元民にも人気のある典型的な函館穴場スポットとして成長しています。
大門地区は、一時期は旧繁華街として寂れる一方でしたが、グリーンプラザや駅前広場の再開発が進むほか、大門地区復興に向けた回帰が見られ、イベントの開催など徐々に活気を取り戻しつつあります。
ひかりの屋台大門横丁を中心としたイベント、「大門バル」もその一つです。
元々はスペインのバル街をヒントに函館西部地区で始まったイベントで、大門バルは毎年数回定期的に実施されています。
大門バルでは、各店舗500円のチケットだけで、ドリンク付きのオススメメニューを注文することができます。
まとめ
ひかりの屋台大門横丁は、JR函館駅からすぐの大門地区にある、屋台形式の飲食店が集合した「屋台村」です。30店舗近い店舗数は、屋台村としては全国最大規模を誇っており、市外から訪れる観光客はもちろん、地元民にも人気のある典型的な函館穴場スポットとして成長しています。
大門地区は、一時期は旧繁華街として寂れる一方でしたが、グリーンプラザや駅前広場の再開発が進むほか、大門地区復興に向けた回帰が見られ、イベントの開催など徐々に活気を取り戻しつつあります。
ひかりの屋台大門横丁を中心としたイベント、「大門バル」もその一つです。
元々はスペインのバル街をヒントに函館西部地区で始まったイベントで、大門バルは毎年数回定期的に実施されています。
大門バルでは、各店舗500円のチケットだけで、ドリンク付きのオススメメニューを注文することができます。