おすすめポイント
宗谷岬は北海道稚内市にある日本最北端の岬として人気を集める観光地です。実際に日本という政府が領有権を主張している範囲ということで言えば北方領土、択捉島にあるカモイワッカ岬という場所が最北端、実効支配地ということで言えば宗谷岬の沖1キロメートル地点にある弁天島が最北端の島ということになるのですが、そうした地域は一般人がなかなか立ち入ることができないため、「一般人が立ち入ることができる最北端の地」として宗谷岬はあります。
この宗谷岬が日本人にとって特別な場所になっているのは、まさにこの「一般人が行ける最北端である」ということにあるでしょう。
特に車やバイクなどを愛好する人、例えば一人でバイクに乗って旅に出ることが好きな人にとって、この場所はまさに特別な場所です。
ここに来るということだけでも特別な意味があり、岬に立って海を眺めれば自分が知っている場所とは全く違う風景があり、遥か彼方に見える別の国、どこまでも続く海の様子などさまざまなことに衝撃を受けることでしょう。
天気が良い晴れた冬には彼方43キロメートルの先に別の岬を見ることができますが、それは既に日本ではないロシアの大地です。
岬というと沖に向かってとがった形の地形が思い浮かべられるものですが、宗谷岬はそういった一般的にイメージされる岬では無く、ゆるやかなカーブを描いた地形をしているのも特徴です。
グルメ情報
宗谷岬のグルメ情報ということで言えば稚内のグルメをチェックすれば全体的に知ることができます。地域としてこの岬は稚内に含まれるわけですから、宗谷岬としてのグルメというよりは稚内のグルメとして照会されることが多いのです。
さて、ではそこでグルメ情報としてチェックしたいのは何かというと、何を置いてもまずチェックしなくてはならないのが北海シマエビです。
動物の分類名としてはホッカイエビなのですが、商業流通の場合はホッカイシマエビという名前になりますから、基本的に二つとも同じものだと考えて差し支えありません。
全長8~13センチほど、やや硬い甲に緑色の縞模様が特徴的なこのホッカイシマエビは卸値で1キロ当たり3千円以上、上質なものであれば1キロ当たり1万円を超える高級魚介類のひとつです。
海の味と香りがそのまま身に封じ込められたような芳醇なエビの味は、他の高級魚介類に勝るとも劣らないものであり、このエビの味が忘れられず食べに来てしまった、取り寄せてしまったというファンを日々作りだしています。
春にはボタンエビ、秋はイカ、冬はタコというように季節に応じて最高クラスの魚介類が楽しめるこのエリアは魚介類好きにとってたまらない楽園のような場所となることでしょう。
観光地の見どころランキング・1位
宗谷岬の見どころとして多くの人にイメージされるものであり、そしてここを目指す人のゴール地点となるのが日本最北端の地の碑です。日本最北端の地の碑は北緯45度31分22秒、東経141度56分11秒の位置にあり、海に向かって立つと43キロの沖合にサハリンを見ることができ、日本の国土の最北端に立つことができるようになっています。
旅人の象徴である北極星の一稜をモチーフとして作られた日本最北端の地の碑は、写真で見るだけでは単なるオブジェにすぎません。
ですが実際にここに立った人は、これまで単なるオブジェとしか感じられなかった一つの石碑から、非常に強く大きな思い出を授かることでしょう。
ここに来たということは北海道の最北端に来たということ、そして日本の最北端に来たということです。
旅人でなくとも日本に生きる人であれば、是非一度立ちたい場所です。
観光地の見どころランキング・2位
宗谷丘陵周氷河地形は宗谷岬の背後に広がる高さ20~200メートルほどの丘陵の総称であり、まるで大地の上に波が起きたかのような形に隆起しているのが最大の特徴です。この特異な宗谷丘陵周氷河地形は地表に落ちた水が岩などの中で凍結、融解を繰り返すことによって変化が起きたものであり、現在の宗谷丘陵周氷河地形ができたのは約1万年前、現在までの地球の歴史で最後の氷河期が終わったころだとされています。
人の手だけでこれと同じ地形を作るとするのであれば、途方も無いほどの労力をかけなくてはならないでしょう。
宗谷丘陵周氷河地形は稚内の風土だからこそ作られた、自然によって完成した地球を使った芸術品と言えます。
2004年に北海道遺産に登録されたことからバスツアーなども催行されるようになっていますので、興味があれば予約などをして是非行ってみることをお勧めします。
観光地の見どころランキング・3位
宗谷丘陵展望休憩施設は宗谷海峡を一望できる宗谷丘陵に建てられた休憩施設です。大きな風車が目立つこの建物は無料で利用することができ、夏期は9時から19時まで営業しています。
併設されたレストラン「アルメリア」では宗谷海峡の美しい青色、そして周囲一帯に広がる牧草地の緑色で彩られた素晴らしい景色を見ながら食事を楽しむことができます。
食事のメニューには色々あるものの、アルメリア名物ということで言えば稚内で水揚げされた魚介類を使ったメニューや、宗谷のブランド牛である宗谷黒牛のステーキなどが挙げられます。
特に宗谷黒牛のステーキは交配のもととなった黒毛和牛独特の肉質やサシ、脂の甘みといったような長所を引き継いだ絶品料理です。
年間1000頭程度しか生産されていないため非常に希少で東京のレストランなどでも取引されるほどの逸品ですから、宗谷丘陵展望休憩施設に訪れた際には是非食べてみることをお勧めします。
まとめ
宗谷丘陵展望休憩施設は宗谷海峡を一望できる宗谷丘陵に建てられた休憩施設です。大きな風車が目立つこの建物は無料で利用することができ、夏期は9時から19時まで営業しています。
併設されたレストラン「アルメリア」では宗谷海峡の美しい青色、そして周囲一帯に広がる牧草地の緑色で彩られた素晴らしい景色を見ながら食事を楽しむことができます。
食事のメニューには色々あるものの、アルメリア名物ということで言えば稚内で水揚げされた魚介類を使ったメニューや、宗谷のブランド牛である宗谷黒牛のステーキなどが挙げられます。
特に宗谷黒牛のステーキは交配のもととなった黒毛和牛独特の肉質やサシ、脂の甘みといったような長所を引き継いだ絶品料理です。
年間1000頭程度しか生産されていないため非常に希少で東京のレストランなどでも取引されるほどの逸品ですから、宗谷丘陵展望休憩施設に訪れた際には是非食べてみることをお勧めします。