おすすめポイント
古都、奈良の中でも、特に歴史ある地域のひとつ明日香村。村内には、飛鳥時代の古墳や史跡、寺などが数多く残っています。
言い換えれば、明日香村の山や川、田園すべてが1400年前の飛鳥時代からの伊吹を残しているといえます。
日本最古のお寺「飛鳥寺」や東大寺大仏より150年も前に造られたという「飛鳥大仏」、聖徳太子が建立した「橘寺」など、村を散策していると、聖徳太子や蘇我馬子、天武天皇や持統天皇といった誰もが日本史で習う歴史上の有名人物のゆかりある場所に出会えます。
また、村に点在する、「猿石」、「二面石」、「亀石」などの謎の石造物は、日本文化のテイストとは異なる異文化の香りが漂い、未だ用途など解明されていないことからも歴史のロマンを感じさせてくれます。
「甘樫の丘」は、万葉集に詠まれた標高145mの小高い丘で、頂上からは飛鳥の里が一望できます。
この丘に、かつて、蘇我蝦夷・入鹿親子の屋敷があり、大化改新で入鹿が中大兄皇子に倒された直後、蝦夷は屋敷に火をかけて自害したといわれています。
実際、発掘調査で、焼けた建築部材や土器などが出土し、蘇我邸が存在していたと想定されています。
明日香村の史跡を巡り、田園風景を眺めていると、飛鳥時代へタイムスリップした気分にさせてくれます。
グルメ情報
「cafe ことだま」は、築200年ほどの元酒蔵を改装したお店です。店のこだわりは、毎朝仕入れる地元明日香村産の新鮮な野菜や食材です。
お米や豆腐、醤油も地元産という徹底ぶり。
ランチメニューは、「ことだまランチ」1620円のみ。
もちろん、デザートやドリンクもついています。
ことだまランチは数量限定なので、事前に予約することをお勧めします。
「珈琲 さんぽ」は、明日香村役場のすぐ前にあるカフェ。
店名の通り、散策の途中で、立ち寄りたい自家焙煎珈琲店です。
厳選したコーヒー豆を自家焙煎、ハンドドリップで淹れてくれます。
ランチメニューは鶏スープで炊きこんだ海南鶏飯と鶏のカレーライス。
海南鶏飯は、マレーシアやシンガポールで人気のローカルフード。
店主の奥様にとっての、マレーシア人のお母さんのお袋の味なんだとか。
「奥明日香さらら」明日香川源流の隠れ里の築50年の古民家レストランです。
ふるさとの食をコンセプトに、畑の野菜や山菜をたっぷり使った郷土料理を提供してくれます。
こんにゃくも芋から手作りしたプリプリの自家製です。
「創作フレンチ榛」は、有名ホテル出身のシェフが手がける和とフレンチをミックスした体にやさしい料理です。
地元の食材をたっぷり使い、年配の人にも食べやすいようにあっさり味。
ランチコースは3,500円と5,000円、ディナーコースは6,000円からあります。
観光地の見どころランキング・1位
「石舞台古墳」は、飛鳥歴史公園内石舞台周辺地区にある日本最大級の横穴式石室を持つ古墳です。築造は7世紀の初め頃と推定され、元々は1辺約55メートルの方墳だったと考えられています。
大小30数個の花崗岩の総重量は約2300トン、一番大きな石は、約77トンという巨大さから、造られた当時、高度な土木・運搬技術があったことがわかります。
上部は広く平らで、舞台のように見えることから「石舞台」と呼ばれるようになったという説と、昔、狐が女性に化けて石の上で舞を見せたという伝説などもあります。
この石舞台古墳に埋葬された人物はわかっていませんが、6世紀後半にこの地で政権を握っていた、蘇我馬子の可能性が高いと言われています。
蘇我馬子は、大化の改新で滅ぼされた蘇我入鹿の祖父にあたる人物です。
石舞台古墳の入場料は大人250円です。
観光地の見どころランキング・2位
「飛鳥寺」は、596年に蘇我馬子の創建したと伝えられる日本最古のお寺です。現在は案居院と呼ばれていて、江戸時代に再建された講堂のみが残っています。
当時は、東西200メートル、南北300メートルに金堂と回廊がめぐる大寺院であったことが近年の発掘調査でわかりました。
本尊の飛鳥大仏は、606年に推古天皇が中国渡来した仏師に造らせたといわれ、東大寺の大仏よりも150年も前に造られたことになります。
飛鳥大仏の特徴は、手の指と指の間が繋がっていることで、これは、全ての人をもらさず、救い上げるという仏の教え表しています。
飛鳥大仏は写真撮影可能ということなので、ぜひ、スマホの待ち受け画面にしてみてはいかがでしょう。
また、飛鳥寺は、蘇我氏のお寺ということで、そばには、大化の改新で暗殺された蘇我入鹿の首塚もあります。
また、大化の改新の主人公、中大兄皇子と中臣鎌足が蹴鞠会で最初出会った場所だとも言われています。
拝観料は大人300円です。
観光地の見どころランキング・3位
「橘寺」は、聖徳太子誕生の地に太子自身が創建したという寺で、太子建立の七ヶ寺のひとつです。欽明天皇の別宮「橘の宮」が建てられ、太子はここで生まれ子供時代を過ごしていたんだそう。
606年、推古天皇に命じられ、聖徳太子が「勝鬘経(しょうまんきょう)」を3日間法要すると、庭に大きな蓮が降り積もり、南の山には千の仏頭が現れて光明を放つという不思議な出来事が起こり、それに驚いた太子が寺を建立したと伝えられています。
橘寺の本尊は聖徳太子35歳の像で、太子の彫刻としては最も古く重要文化財にも指定されています。
また、境内には不思議な石像もあります。
「二面石」と呼ばれ、背中合わせの2つの顔は、右が善、左が悪の顔になっています。
どこで、何のために造られたかは未だわかっていません。
拝観料は大人350円です。
まとめ
「橘寺」は、聖徳太子誕生の地に太子自身が創建したという寺で、太子建立の七ヶ寺のひとつです。欽明天皇の別宮「橘の宮」が建てられ、太子はここで生まれ子供時代を過ごしていたんだそう。
606年、推古天皇に命じられ、聖徳太子が「勝鬘経(しょうまんきょう)」を3日間法要すると、庭に大きな蓮が降り積もり、南の山には千の仏頭が現れて光明を放つという不思議な出来事が起こり、それに驚いた太子が寺を建立したと伝えられています。
橘寺の本尊は聖徳太子35歳の像で、太子の彫刻としては最も古く重要文化財にも指定されています。
また、境内には不思議な石像もあります。
「二面石」と呼ばれ、背中合わせの2つの顔は、右が善、左が悪の顔になっています。
どこで、何のために造られたかは未だわかっていません。
拝観料は大人350円です。