奈良県

奈良長谷寺の旅行ランキングやオススメ観光スポット案内や見どころや名所紹介

おすすめポイント

奈良長谷寺は、朱鳥元年・686年に建てられた寺院です。

初瀬山の西ノ岡に、道明上人が「銅板法華説相図」を安置したことから始まります。

また、徳道上人が神亀4年(727年)に本尊・十一面観世音菩薩像(重要文化財)を最初に造立しました。

その後、平安時代より一般民衆に流行した「初瀬詣で」の賑わいが、現在までも続いています。

貴族や徳川将軍家の帰依を受けて栄え、国宝になっている舞台造の本堂(観音堂)は17世紀に3代目将軍・徳川家光公によって再建されました。

本尊十一面観音像は高さ10mを超え、木造の仏像としては日本でも最大規模を誇ります。

その他、約千点にも及ぶ文化財を所蔵しています。

仁王門を抜けて、本堂へと続く登廊(重要文化財)は399段を所持する石段になっており、天井には楕円形の灯籠が吊られています。

数々の観音像や本堂(観音堂)・仁王門・登廊といった奈良長谷寺自体の造りなど、至るところにある重要文化財が見どころです。

また、春は桜や牡丹が、夏はアジサイ、秋は紅葉、冬は寒牡丹など、境内のあちらこちらに四季折々の花々が咲く、花の寺としても有名です。

最寄り駅・近鉄長谷寺駅からは、徒歩15分の距離にあります。

グルメ情報

駅前から奈良長谷寺へ向かうと長谷寺温泉郷と表記がある通り、温泉があり温泉旅館も多い街並みです。

その関係もあって、良質な豆腐を楽しむことができます。

また吉野葛の産地であるため、胡麻豆腐などの各種豆腐類はもちろん、吉野葛自体やそうめんの切れ端が販売されており、お土産に・お昼の食事時に堪能することができます。

全国の家庭で広く伝わっている「三輪そうめん」もここが発祥です。

お寺へ近づくにつれお土産やさんやお食事どころ・旅館が増えて行き、昔懐かしい、古き良き日本の街道沿いの家並み・宿場町の光景を目にすることができます。

通りをまっすぐ進み、突き当たりの神社のところを左に折れると、食べ物屋さんが多くなります。

奈良長谷寺近辺の名物でもあり郷土料理の、「よもぎ餅」や「三輪そうめん」、「柿の葉すし」はここで食べることをおすすめします。

そうめんと柿の葉寿司がセットになったものや、三輪そうめんを茹でて温かいうどんだしに入れたにゅうめん、他にもシーズンには松茸ごはんなど、情緒豊かな街並みを眺めながらこの地の名物を思う存分堪能してください。

また、長谷寺からの帰り道には、休憩がてら立ち寄ってデザートに、草団子やよもぎ餅に舌鼓を打つのも良いでしょう。

観光地の見どころランキング・1位

本堂(観音堂)は、初瀬山中腹の懸崖に建つ大殿堂で、舞台からの眺望は素晴らしく雄大な風景を楽しむことができます。

2004年12月に国宝に指定されました。

ほの暗い内陣の中には、本尊の十一面観世音菩薩像が祀られており、その無限の慈悲を秘めたまなざしときめ細やかな造りに息を飲むことでしょう。

現在の観世音菩薩像は、天文7年(1538年)に仏師運宗らによって造立されました。

奈良時代の徳道上人の造立で、右手に錫杖・左手に水瓶を持っており、身の丈は三丈三尺(約10m)と国内では最大の木造の観音像です。

観音像の裏手には来迎図が描かれており、裏に回って来迎図を拝んで極楽往生を願います。

内舞台の南西角は、極楽の入口として、当時信仰を集めていました。

また、内舞台に掲げられた西側と東側の絵馬は、もともとは一枚でした。

西の絵馬の牛若丸と、東の絵馬の弁慶が、夜ごとに絵から抜けだして大立ち回りをするので、二つの絵馬として分けたという伝説が残っています。

観光地の見どころランキング・2位

登廊の途中、宗宝蔵と月輪院の間の小道を右へ曲がってしばらく歩くと、「ニもとの杉」に辿り着きます。

二本の木の根元が重なり、高くそびえ立つこの杉は、「古今集」に「初瀬川古川のべにある二本ある杉」と登場したり、「源氏物語 玉鬘」に「二本の 杉の立ちどを 尋ねずは ふる川のべに君を見ましや」と歌われたりと、当時からも広く知られていました。

「ニもとの杉」からさらに奥へ進むと、鎌倉時代初期の歌人・藤原俊成と、その息子であり「新古今和歌集」や「小倉百人一首」の撰者である藤原定家を供養する石碑「藤原俊成碑・定家塚」があります。

藤原定家は、「年も経ぬ いのるちぎりは 初瀬山 尾上の鐘の よその夕暮れ」と歌を詠んでいます。

なお、当時は長谷寺の参道入口は、この付近にあったと言われています。

「ニもとの杉」周辺では、2~3月に梅や椿を鑑賞することができます。

観光地の見どころランキング・3位

長谷寺の山門・仁王門の前に立つと、まずはその大きさに驚かされます。

繊細な装飾が施された、重厚な造りの屋根の仁王門が建立されたのは、一条天皇在位中の西暦986~1011年の間とされていますが、現在の門は明治27年(1894年)に再建されたものです。

門の両側には仁王像、上階には釈迦三尊と十六羅漢が祀られています。

門の東側には、5月中旬~6月中旬までふじが咲きます。

仁王門をくぐると、登廊が先へと延びています。

登廊は上・中・下の3棟からなり、天井には長谷型と呼ばれる丸い灯籠がつるされています。

また、創建頃の参道は二もとの杉付近にあったとされ、それが現在の場所に移ったのは、菅原道真が観音堂へ駆け登ったという故事にちなんでおり、人々がその道跡を通るようになったことがきっかけです。

仁王門・登廊では、1~2月には冬牡丹、4月下旬~5月下旬に牡丹の花を鑑賞することができます。

まとめ

長谷寺の山門・仁王門の前に立つと、まずはその大きさに驚かされます。

繊細な装飾が施された、重厚な造りの屋根の仁王門が建立されたのは、一条天皇在位中の西暦986~1011年の間とされていますが、現在の門は明治27年(1894年)に再建されたものです。

門の両側には仁王像、上階には釈迦三尊と十六羅漢が祀られています。

門の東側には、5月中旬~6月中旬までふじが咲きます。

仁王門をくぐると、登廊が先へと延びています。

登廊は上・中・下の3棟からなり、天井には長谷型と呼ばれる丸い灯籠がつるされています。

また、創建頃の参道は二もとの杉付近にあったとされ、それが現在の場所に移ったのは、菅原道真が観音堂へ駆け登ったという故事にちなんでおり、人々がその道跡を通るようになったことがきっかけです。

仁王門・登廊では、1~2月には冬牡丹、4月下旬~5月下旬に牡丹の花を鑑賞することができます。