おすすめポイント
石見銀山は2007年に世界遺産に登録されており、大きく分けて2つのエリアに分かれています。1つは大森エリアで重要伝統的建造物群保存地区になっています。
大森には歴史や文化が残っていて、銀山の地区では間歩と呼ばれる坑道があちこちにあります。
その辺りが石見銀山の一帯でした。
当時、石見銀山が最盛期の頃にはなんと大森には20万人もの人が住んでいたといわれています。
古い町並みはもちろん、当時の名残がある石垣や寺社などにも注目してみましょう。
そしてもう1つの地区が温泉津エリアです。
温泉津エリアは石見銀山の外港としてにぎわっていた地区で、大森と同じく重要伝統的建造物群保存地区として温泉地としては唯一選定されています。
老舗の温泉宿が多く、全長800mもある町並みで2つの泉源があります。
温泉津の隣りには沖泊がありますが、こちらも石見銀山への物資補給地として利用されていました。
石見銀山のあった現在の島根県大田市の大森から銀や銀鉱石を港へ運ぶために利用されていた旧街道のことを銀山街道と呼んでいます。
この銀山街道は石見街道や石見銀山街道、石州道や石見道などとも呼ばれています。
銀山街道には数多くの遺産が残されている上、シジュウカラなどの野鳥や野生のサルと出会うこともあります。
グルメ情報
石見銀山ではいろんなグルメも楽しむことができます。大森地区では世界の美食家の間で愛されてきた歴史あるコーヒーを嗜むことができます。
イタリアで1909年創業のカフェが出しているもので、日本では唯一この古民家カフェでのみ輸入販売が認められています。
このコーヒーはなかなか飲めないものですから一度は飲んでおきたいものです。
石見銀山では古民家から食事処やカフェにしたお店が多いのです。
創作料理のお店もたくさんあり、その店独特のオリジナリティーあふれる料理を堪能することができます。
また大森には石見銀山生活文化研究所のお店もあり、店内は古きよき時代の雰囲気を感じることができますし、体に優しいスイーツやドリンクなどを楽しむことができます。
温泉津にあるカフェでは地元で採れた新鮮な魚や農産物などを使ったメニューや地酒の亀五郎、開店以来人気がずっと続いている鳥なんこつの甘辛煮もおいしいです。
また同じ地域にある別のカフェでは地元で採れた紫いもやわさびを使ったアイスを味わうことができます。
銀山沿いには春になるときれいな桜や菜の花などが美しく咲き誇りますから、それを見ながらおいしい料理を食べることができるのもメリットです。
観光地の見どころランキング・1位
温泉津にはいろんな楽しみがありますが、漁港ならではの遊覧船ツアーを楽しむことができます。この遊覧船は仁摩沖までを巡るもので、海上から石見銀山を見物することができます。
漁船クルーズではちゃんとガイドがいて説明してくれるのも良いところです。
そして毎週土曜日に行なわれている神楽の舞であるゆのつ温泉夜神楽も見どころです。
龍御前神社は北前船の守り神とされ、信仰を集めていました。
焼き物に興味がある方は江戸時代中期に築窯された登り窯を復元したやきものの里へ出かけてみるのもオススメです。
全国でも最大級の15段の登り窯を見ることができ、土ひねりや絵付けなどの陶芸体験をすることができるのが魅力です。
この地区の町並みでの特徴は石州瓦という独特の赤い瓦と渋い光沢がある黒い瓦でデザインされた民家があるというところです。
観光地の見どころランキング・2位
大森では大正末期から昭和初期にかけて営業していた理容室を見ることができます。アールヌーボーのデザイン椅子に実際に座って記念撮影をすることができますのでカメラを持っていくと良いでしょう。
そして城上神社では二重屋根の珍しい造りをしている拝殿を見ることができます。
こちらの天井には三瓶の狩野派絵師である梶谷円隣斎が描いた鳴き龍があり、その鳴き龍の下で拍手をすると不思議な音を聞くことができますので試してみるのも面白いです。
城上神社の狛犬は尻尾部分が葉っぱのようになっていて特徴的です。
他にも重要文化財になっているこの地区で最も栄えた商家である熊谷家の住宅を見学したり、1715年に開発された代官所直営の坑道である龍源寺間歩も当時の様子をうかがえるものの一つで、この間歩は600mもあります。
観光地の見どころランキング・3位
銀山街道にはいくつかのコースがあります。やなしお道・湯抱小松地モデルコースのやなしお道は歴史の道百選に選ばれたことがあるくらい歴史的な道で、当時は大森からの産銀輸送のために整備されました。
中国から入ってきた真砂土と粘土を交互に層状に突き固める版築工法という方法で作られています。
温泉津・沖泊道モデルコースでは石見銀山の管理をしていた代官所跡を見てみるのも良いでしょう。
正面と門長屋の建物はなんと当時のままの姿で残されています。
そこで初代奉行として銀の採掘に新しい技術を導入して石見銀山を大繁栄させるために活躍していた大久保石見守の墓碑や銀山を巡って争いが起きた際に拠点となっていた山吹城跡、昔から銀を掘り出されていた仙ノ山、鉱山の神として大切にされていた本殿や幣殿、拝殿と特殊な三殿造りで神楽殿まである佐毘売山神社もあります。
まとめ
銀山街道にはいくつかのコースがあります。やなしお道・湯抱小松地モデルコースのやなしお道は歴史の道百選に選ばれたことがあるくらい歴史的な道で、当時は大森からの産銀輸送のために整備されました。
中国から入ってきた真砂土と粘土を交互に層状に突き固める版築工法という方法で作られています。
温泉津・沖泊道モデルコースでは石見銀山の管理をしていた代官所跡を見てみるのも良いでしょう。
正面と門長屋の建物はなんと当時のままの姿で残されています。
そこで初代奉行として銀の採掘に新しい技術を導入して石見銀山を大繁栄させるために活躍していた大久保石見守の墓碑や銀山を巡って争いが起きた際に拠点となっていた山吹城跡、昔から銀を掘り出されていた仙ノ山、鉱山の神として大切にされていた本殿や幣殿、拝殿と特殊な三殿造りで神楽殿まである佐毘売山神社もあります。