おすすめポイント
比叡山延暦寺は歴史上でも登場する有名な観光スポットですが、実は延暦寺というお寺は存在していません。比叡山延暦寺とは比叡山の山頂にある3つのエリア、東塔と西塔、そして横川などの総称のことなのです。
比叡山延暦寺のオススメはその中でも特に東塔エリアです。
東塔エリアには国宝である根本中堂、阿弥陀堂などがあります。
西塔エリアは重要文化財である常行堂、法華堂をつなぐ通称にない堂がありますし、釈迦堂もあります。
そして横川エリアは西塔エリアから1時間ほど徒歩の場合かかりますが、こちらはパワースポットだともいわれているほど神域に近いエリアと評判です。
特に横川中堂や元三大師堂は特に強いパワーが感じられる場所として知る人知るスポットになっています。
この元三大師は角大師とも呼ばれている場所です。
かつて大師が人々を救うために鬼と変化し、弟子がその姿を書きとめてお札に刷りました。
そのお札を人々の家の戸口に貼ることによって疫病から人々を守ることができたといわれていることから角大師といわれているのです。
横川エリアは他のエリアと比べて人もそれほど多くはありませんから、ゆっくりと見てまわりたい方は訪れてみるのも良いでしょう。
グルメ情報
滋賀院門跡前にある石積みは美しい石垣となっており、昔ながらの技法を見ることもできます。この石積みは穴太衆によって自然の石をいかに美しく積み上げていくかというこの技法が安土城の石垣にも使用されたことによって全国に広まったという経緯があります。
戦国時代にできたお城の約8割の石垣はこの穴太衆によって作られたといっても過言ではありません。
また比叡山延暦寺の里坊である旧竹林院の邸内には3300平方メートルの回遊式庭園が広がっています。
その中には2棟の茶室とあずまやが存在しています。
庭園は地形をうまく利用した滝組と築山を配しており、その四季によって様々な風情を醸し出しているのが特徴です。
そしておなかがすいたら、比叡山延暦寺で300年もの間受け継がれてきた伝統の手打ちそばを堪能するのがオススメです。
建物自体も周辺の雰囲気を損なわないような見た目になっており、味よし見た目よしです。
延暦寺と門前町である坂本を結ぶ日本一の長さを誇るケーブルも一度は乗ってみるのが良いです。
1927年に創設され、1997年には駅舎が国の登録有形文化財となっています。
片道分と往復分のチケットがありますので、どちらでも購入しましょう。
観光地の見どころランキング・1位
比叡山坂本駅は滋賀県大津市坂本にあるJR西日本の湖西線の駅の一つです。最初この駅は叡山駅という名で1974年に設置されましたが、1994年に比叡山坂本駅となりました。
そしてこの比叡山坂本駅周辺には日吉神社や西教寺、有名な比叡山坂本ケーブルなどがあります。
比叡山坂本ケーブルは世界文化遺産である比叡山延暦寺までをケーブルで11分で行くことができるもので、比叡山坂本駅から連絡バスに乗って約7分ほどで登録有形文化財にもなっているケーブル坂本駅へと到着します。
このケーブルは日本でも最長の2025mもの長さがあり、途中駅2か所、橋梁7か所、トンネル2か所があります。
毎年秋の紅葉シーズンになるとこのケーブルから見ることができる紅葉の眺めを楽しむためにたくさんの人が利用しています。
観光地の見どころランキング・2位
日吉大社は比叡山坂本駅から西方面へ徒歩20分ほどで到着します。日吉大社は全国にある日吉、日枝神社の総本宮ともいえるところで、厄除けの神社として有名です。
2100年前に創祀されました。
日吉神社の神である日吉大神には使いとして神猿がいます。
この神猿はマサルと呼ばれており、魔が去るや勝るに通じるとして縁起が良いと信仰されているのです。
社務所前では現在2頭の猿が飼育されています。
本殿は国宝となっており、数々の建物も指定文化財とされています。
また日吉大社には3000本もの紅葉が植えられていて関西屈指の紅葉の名所としても有名です。
毎年11月10日頃から12月上旬頃まではこの紅葉を見るために訪れる方も少なくありません。
厄除けの他には縁結びや家内安全、商売繁盛、方除けなどのご利益があるといわれています。
観光地の見どころランキング・3位
全国に450以上の末寺を持つ天台眞盛宗の総本山が西教寺です。JR湖西線の比叡山坂本駅からバスで約7分もしくは徒歩で約30分です。
創建したのは有名な聖徳太子だといわれており、太子の恩師である高麗の僧である慧慈や慧聡のために作ったものと伝えられています。
伏見城の遺構を移したといわれているのが重要文化財である客殿で、そこには狩野永徳が描いたとされる人物や花鳥襖絵などがあります。
客殿庭園も見事なもので、裏山の急傾斜の山畔部を巧みに利用しています。
丸刈角刈の小刈込を駆使し、中央の池泉は琵琶の姿の瓢型となっていて、山畔の下部と池泉との間に小丘坡を築いた二つの石組によって構成されています。
また境内には戦国時代の大名である明智光秀一族の墓もあります。
本堂や本堂に安置されている阿弥陀如来像も重要文化財となっています。
まとめ
全国に450以上の末寺を持つ天台眞盛宗の総本山が西教寺です。JR湖西線の比叡山坂本駅からバスで約7分もしくは徒歩で約30分です。
創建したのは有名な聖徳太子だといわれており、太子の恩師である高麗の僧である慧慈や慧聡のために作ったものと伝えられています。
伏見城の遺構を移したといわれているのが重要文化財である客殿で、そこには狩野永徳が描いたとされる人物や花鳥襖絵などがあります。
客殿庭園も見事なもので、裏山の急傾斜の山畔部を巧みに利用しています。
丸刈角刈の小刈込を駆使し、中央の池泉は琵琶の姿の瓢型となっていて、山畔の下部と池泉との間に小丘坡を築いた二つの石組によって構成されています。
また境内には戦国時代の大名である明智光秀一族の墓もあります。
本堂や本堂に安置されている阿弥陀如来像も重要文化財となっています。