おすすめポイント
阿蘇、瀬の本の大自然を巡る旅には、黒川温泉に宿を取ると大変便利です。田の原川の両側に20数件に和風旅館が並ぶ温泉地が黒川温泉です。
現在も町は東西に広がりつつあり、音連れる度に新しい発見があり、リピーターが絶えません。
旅館一軒一軒の収容人数は少なく、こじんまりしています。
旅館組合が音頭を取って、派手な看板や歓楽的な遊戯場などは排除し、静かで落ち着いた雰囲気の街並みを作り上げてきました。
ほとんどの旅館が露天風呂を持ち、入湯手形を購入すれば、3か所を巡ることができます。
地元の人も使う共同浴場、穴湯と地蔵湯もあります。
昔はひなびた湯治場でしたが、「自然の雰囲気」を町全体の共通理念として開発、改良を続け、今では2009年版のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、2つ星で掲載されるほどになりました。
老舗である一軒の旅館が自然情緒豊かな洞窟風呂や露天風呂を作ったことから始まりました。
当時はやまなみハイウェイで起こった一瞬のブームが去った後の、閑散とした雰囲気が漂う温泉街でしたが、この旅館だけは客足が途絶えることはありませんでした。
それにならい、他の旅館もそれぞれ個性的な露天風呂を作り始め、それらを「入湯手形」で開放することで、人が人を呼び、今のような人気の温泉場に成長しました。
「街全体が一つの宿 通りは廊下 旅館は客室」これが黒川温泉のキャッチフレーズです。
グルメ情報
黒川には、豊かな山の幸と美味しい水といった、圧倒的な素材力があります。それを生かしたグルメに舌鼓を打つのが、この地を訪れる観光客の楽しみの一つになっています。
特に蕎麦と豆腐、地獄蒸しは、広く知られています。
南小国の戸無には、そば街道があります。
全くの山の中ですが、ここにはそばを打つのに適した湧水がありました。
もともと阿蘇周辺には良いそば粉が出来ていましたが、そばを食べる風習があまりなく、「このそば粉を生かしたそばが食べられる店を」と一軒のお店が立ちました。
これが1997年のこと。
今では20軒余りが立ち並ぶ「そば街道」になっています。
そばだけを出す店から、黒川の食材を使った代わりそばを出す店まで、それぞれが自家製粉によって個性的な味わいを作り出しています。
何度来ても飽きさせることがなく、リピーターを増やし続けています。
同じく「水の力」が大きく影響する豆腐も、黒川の名産になっています。
黒川の美しい水を使った湯豆腐や田楽、熱々の上げ豆腐など、豆腐料理の数々をコースで頂くことができるお店もあります。
豆腐アイスクリームや豆腐プリンなども人気です。
地元の素材を温泉の蒸気で蒸した「地獄蒸し」もオススメです。
うまみや甘みが蒸すことでギュッと凝縮され、素材の味を堪能できます。
ほっと一息つけるおしゃれなカフェもあります。
観光地の見どころランキング・1位
道の駅小国から車で約10分ほど行くと、鍋ヶ滝 につきます。鍋ヶ滝は落差約10m、幅約20m程度ですので、規模としてはさほど大きな滝ではありません。
しかし滝の裏側の空間が広く、「裏見の滝」が楽しめる珍しい滝として知られています。
絹のような水のカーテンから見える木々の緑と木漏れ日は大層美しく、マイナスイオンのシャワーで心を癒してくれます。
期間限定でライトアップイベントなども行われています。
とあるお茶のコマーシャルで人気のスポットになりました。
パワースポットとしても知られています。
駐車場から滝まで徒歩で数分かかりますが、杖の貸し出しなどもあり、整備は大変行き届いています。
滝がある同じ黒渕には「くまもと景観賞」を受賞した全館畳敷きの坂本善三美術館もあり、鍋ヶ滝を観光する際に、気軽に立ち寄ることができます。
観光地の見どころランキング・2位
九重連山の涌蓋山西麓、高原状をなす山地の中にある、のどかな温泉地がはげの湯温泉です。ここから1時間ほど登れば標高760mの涌蓋山頂になります。
この土地では、温泉の湯気で草木が育たない土地を「はげ地」と呼んだことや、日当たりのよい場所を「はげ」と呼んだことから、「はげの湯温泉」と名がついたのではないかと伝えられています。
小さな湯治場の一つでしたが、秘湯ブームによって全国に知られることとなりました。
今では4件ある旅館も新装され、その他の24時間営業の家族風呂と1軒の共同浴場で構成されています。
源泉を旅館と施設ごとに持っているため、すべてが違った泉質が楽しめます。
湯量が豊富なため、温泉がいたるところから湧きでて、独特の風景を作り出しています。
広大な山々と美しい里の眺めを、どの湯船からも堪能できます。
地熱を使って蒸し上げる「蒸し料理」がはげの湯温泉の名物です。
観光地の見どころランキング・3位
大観峰は、標高は935.9mの阿蘇北外輪山の中の最高峰です。昔は「遠見ヶ鼻」と呼ばれていました。
熊本県出身の明治から昭和にかけて活躍した平民主義の思想を説く日本のジャーナリスト・徳富蘇峰が「大観峰」と命名しました。
これは大正11年、小島内牧町長の要請によるものだったようです。
大観峰から望むカルデラ盆地の阿蘇谷や阿蘇五岳、九重連山の眺めは実に見事です。
特に阿蘇五岳はお釈迦さまが寝ている姿に見えることから、「涅槃像」と呼ばれ、タイミングが良ければ雲海に浮かぶ涅槃像の神々しい眺めを目にすることができます。
時間経過とともにだんだんと内の牧の街並みが雲海の切れ切れに顔を出す様は、大層幻想的です。
また、天体観測のスポットとしても知られています。
県内のTV放送局が阿蘇北中継局を、警察庁は無線中継所を設置しています。
まとめ
大観峰は、標高は935.9mの阿蘇北外輪山の中の最高峰です。昔は「遠見ヶ鼻」と呼ばれていました。
熊本県出身の明治から昭和にかけて活躍した平民主義の思想を説く日本のジャーナリスト・徳富蘇峰が「大観峰」と命名しました。
これは大正11年、小島内牧町長の要請によるものだったようです。
大観峰から望むカルデラ盆地の阿蘇谷や阿蘇五岳、九重連山の眺めは実に見事です。
特に阿蘇五岳はお釈迦さまが寝ている姿に見えることから、「涅槃像」と呼ばれ、タイミングが良ければ雲海に浮かぶ涅槃像の神々しい眺めを目にすることができます。
時間経過とともにだんだんと内の牧の街並みが雲海の切れ切れに顔を出す様は、大層幻想的です。
また、天体観測のスポットとしても知られています。
県内のTV放送局が阿蘇北中継局を、警察庁は無線中継所を設置しています。