おすすめポイント
江戸時代から、利根川の水運を利用して栄えた佐原は、江戸の発展を支えてきた「水の郷」です。舟で行き来する人によって、この地にも江戸の文化が伝えられ、更にそれを昇華して、独自の文化と伝統を創ってきました。
それは「小江戸」とよぶのに相応しく、粋な商人の気質と、伝統を守り抜く職人気質が融合した独特の魅力があります。
今もなお、江戸末期から昭和にかけての古い建物が残り、当時の繁栄を今に伝えています。
東京からのアクセスも便利で、日帰りで行くことができる「近場」なのに、まるで昔にタイムスリップしたかのような感覚になってしまうのはなんとも不思議ですね。
利根川の支流である小野川に沿って舟で観光する「小江戸さわら 舟めぐり」は、観光には欠かせない名物となっています。
日本地図を初めて作った伊能忠敬も、この土地と深い縁があり、伊能忠敬記念館や伊能忠敬旧宅では、当時に思いを馳せながら多くのことが学べるでしょう。
一方で、「食」を通してその町を知るのも旅の醍醐味の一つ。
ここに来たら是非味わいたいのが利根川で水揚げされた「うなぎ」です。
江戸時代より醸造文化が栄えてきた為、どの店にも独自の「秘伝のタレ」があります。
ここでしか味わえない秘伝の味を十分堪能しましょう。
古きよき時代の日本の魅力がぎゅっと詰まった佐原は、日本人にも外国人にも人気のスポットとなっています。
グルメ情報
佐原がある香取市は、江戸時代から味噌、醤油、みりん、酒などの醸造文化が盛んな場所でした。秋の洪水を避け早めに収穫した「早場米」の流通や水運の発達によるものと言われています。
佐原の食は、こうした醸造文化が培ったこだわりの味に支えられているといえるでしょう。
この地域の名物と言えば、何と言っても「うなぎ」です。
甘辛いタレに絡めて食べるジューシーなうなぎは、一味違うと大人気。
昔は川魚問屋を営んでいた「麻生屋本店」や三百年の伝統を誇り、秘伝のタレが自慢の「うなぎ割烹山田」は、いつも観光客で満席です。
込み合う時間を予約で確認してから行きましょう。
また、テレビでも紹介された新名物「八木清商店の純カステラ」も要チェックです。
このカステラは、朝採りの新鮮な卵だけを使用し、地元の老舗蔵元・馬場本店の減農薬栽培米使用の純米吟醸酒を染み込ませているというこだわりよう。
芳醇な香りと味わいが口の中に広がると評判です。
更に、保存庫ではビートルズの曲を24時間流しており、カステラに聞かせながら熟成しているというから驚きです。
そんな店主のこだわりがぎゅっと詰まった純カステラをぜひ味わってみて下さい。
お土産にも喜ばれること間違いなしです。
観光地の見どころランキング・1位
利根川の支流である小野川の両岸には、江戸時代から数多くの商家が軒を並べ、その賑わいは、「小江戸」とよばれるほどだったと言われています。舟を交通の足として物資の運搬がされてきたのを物語る様々な風景に出会えるでしょう。
佐原に来たら、「小江戸さわら 舟めぐり」は欠かせないイベントの一つです。
小さな舟でめぐるのは、関東で初めて重要伝統的建造物群保存地区に指定された場所。
船頭さんのガイドでゆっくり進んでいきます。
この地区には、伊能忠敬旧宅や江戸時代より醤油の醸造をしていた老舗「正上」、樋橋(ジャージャー橋)などがあり、江戸風情にどっぷり浸ることができるでしょう。
「小江戸さわら 舟めぐり」の町なみコース は所要時間約30分で大人1300円、小学生700円となっています。
徒歩での小江戸歩きと、川からの「小江戸さわら 舟めぐり」を両方楽しんでみたいですね。
観光地の見どころランキング・2位
「水の郷さわら」は、千葉県香取市佐原の利根川に面した場所にあり、道の駅と川の駅の一体となった複合型施設になっています。道の駅は、全国のいたるところにありますが、道の駅と川の駅が一緒になっているのは全国的にも珍しく、利根川の自然環境を活かした様々な景観やイベントが楽しめます。
「水の郷さわら」の面積は、約 16.9haに及び、フードコートや特産品の販売所はもちろん、カヌーや観光船、マイボートを楽しむことができるのが最大の特徴でしょう。
遊覧船は、水郷大橋コース、小江戸町並みコース 、たぬき島一周コース、季節限定のあやめ祭りコースなどが用意されており、コースによって全く異なる景観を楽しむことができます。
その他、湿地での自然観察やアウトドアも可能。
水の郷さわらは、アイディア次第で何通りのもの楽しみ方が生まれる場所なのです。
観光地の見どころランキング・3位
伊能忠敬は、最初の実測日本地図「大日本沿海輿地全図」を作った人物として有名です。千葉県の九十九里浜で生まれた忠敬ですが、17歳で伊能家当主となってからは、佐原のために活躍し、発展に大きく貢献したという記録が残っています。
伊能忠敬記念館には忠敬の人生の歩みが一目瞭然に分かる年表をはじめ、全国測量の記録、伊能図と呼ばれた数々の地図が展示されています。
また伊能の日本地図と対比して、世界の様々な地図を見比べることもでき、昔の人々の考えや、地図ができるまでのプロセスなどを知ることができるでしょう。
その一つ一つは、絵画のように美しく、まるで美術館にいるような感覚になってしまいます。
また、佐原には、伊能忠敬の旧宅をはじめ、土蔵などが残されていますので、伊能忠敬記念館と合わせて楽しむことができます。
まとめ
伊能忠敬は、最初の実測日本地図「大日本沿海輿地全図」を作った人物として有名です。千葉県の九十九里浜で生まれた忠敬ですが、17歳で伊能家当主となってからは、佐原のために活躍し、発展に大きく貢献したという記録が残っています。
伊能忠敬記念館には忠敬の人生の歩みが一目瞭然に分かる年表をはじめ、全国測量の記録、伊能図と呼ばれた数々の地図が展示されています。
また伊能の日本地図と対比して、世界の様々な地図を見比べることもでき、昔の人々の考えや、地図ができるまでのプロセスなどを知ることができるでしょう。
その一つ一つは、絵画のように美しく、まるで美術館にいるような感覚になってしまいます。
また、佐原には、伊能忠敬の旧宅をはじめ、土蔵などが残されていますので、伊能忠敬記念館と合わせて楽しむことができます。
