おすすめポイント
昇仙峡は、甲府盆地の北、富士川支流の荒川の上流に広がる景勝地で、正式には御岳昇仙峡といいます。天神森エリアと能泉エリア、仙娥滝上エリアがあり、天神森エリアでは、花崗岩が侵蝕されてできた様々な奇岩が作り出す美しい景色を堪能できます。
昇仙峡の入り口でもある長瀞橋はアーチ型のりっぱな橋で、大正14年竣工の歴史的な建築物です。
ここから、トーフ岩・ラクダ岩・熊石・猫石・ハマグリ石・五月雨石・登竜岩石等が続きます。
そこから愛の架け橋、有明橋、羅漢寺橋があり、また阿弥陀如来や五百羅漢が並ぶ真言宗の羅漢寺があります。
そこから少し上流に行き、花崗岩でできた天然のアーチである石門を潜り抜けると昇仙橋があり、昇仙峡のハイライトである仙娥滝と覚円峰が眼前に迫ります。
仙娥滝は断層でできた高さ30mの滝で、壮麗な流れが四季折々の木々の景色と調和して絶景を作り出しています。
覚円峰は180mの高さまで屹立する白い巨岩。
昔、その頂上で覚円という僧侶が修業したという言い伝えが残っています。
仙娥滝からは弥三郎岳までロープウエイが通っていて、頂上からは富士山や周りの山々の景色が素晴らしいです。
さらに上流にある仙娥滝上エリアの荒川ダムや板敷渓谷や大滝も見どころです。
荒川ダムは、ロックフィル式で貯水量は1080万トン。
大滝も高さ30mあり秘境の雰囲気が漂います。
グルメ情報
昇仙峡の名物料理と言えば、御岳そば、ほうとう、甲州おざらなどがあります。ニジマスやヤマメも美味しく、お菓子では信玄餅が有名です。
果物ではブドウや桃が特産で、甲斐市や笛吹市にはワイナリーもあります。
ほうとうは、信州みそ仕立ての野菜がたっぷり入った汁で、練った小麦粉を粗く切って作った麺を煮込んだ料理です。
野菜の甘みをざっくりした麺が吸い込んで、寒い日には体にしみこむような美味しさです。
ほうとうの夏バージョンが甲州おざら。
肉や野菜の入った少しだけ暖かいつゆに、冷やしたほうとうの麺をつけて食べます。
ちなみに地元の家庭では、ほうとうの麺に小豆餡を乗せた小豆ほうとうが、小正月などのハレの日に食べられています。
御岳そばは、粗びきそば粉と普通のそば粉を半分ずつ用いて、乱れ織り製法で凹凸をつけて仕上げたもので、独特の舌触りとのどごしを楽しめます。
ねずみ大根というねずみのような形をした辛味大根の大根おろしに合わせて食べるのが一般的。
信玄餅は、山梨地方で昔から餅に黒蜜と黄な粉をかけて食べていたのをお菓子にしたもので、金精軒と桔梗屋が有名です。
水信玄餅、桔梗信玄生プリンや桔梗信玄餅アイス等の新製品も出ています。
観光地の見どころランキング・1位
武田神社は武田信玄を主祭神として祀る神社で、大正8年に創建されました。場所は甲府盆地の北の端で、信玄の父である武田信虎が移築し、信虎・信玄・勝頼が住んでいた躑躅ヶ崎館の跡に鎮座しています。
武田信玄は現在の武田神社の裏手にある石水寺要害城で生まれ、21歳で武田家当主となり、勝ち戦を重ね、領内の治水工事をはじめ産業の発展にも尽力した名君でした。
今でも山梨県の人々に「信玄さん」と慕われています。
甲斐の国総鎮護、武田神社の御利益は、武田信玄の功績そのままに、「勝運」であり、経済・産業の発展、また政治運でもあります。
神社の周囲には躑躅ヶ崎館の石垣や堀、井戸が残されており、また、あたり一帯は創建時に寄進された数百種に及ぶ樹木にいだかれています。
その中で、「三葉の松」の葉は、落葉するとき黄金色になることから、金運のお守りになっています。
観光地の見どころランキング・2位
山梨県立美術館は、1978年に開館しました。一番最初にこの美術館に来たのはミレーの名画「種をまく人」です。
「ミレーの美術館」として有名なこの美術館には、今では県内外の画家の絵画を含め、1万点余りの絵画が収められています。
2004年には南館、2009年にはミレー館が開館しました。
1階には県民ギャラリーや美術図書館、ショップやレストランやカフェ、またワークショップ室や実習室、工房等があり、2階には常設展示室やミレー館、萩原英雄記念室、特別展示室があります。
また山梨県立美術館は、山梨県立文学館と共に、芸術の森公園内に建っています。
6haの敷地を有する芸術の森公園では、日本庭園やバラや牡丹の花園もあり、またあちらこちらに彫刻が配されています。
四季折々の花々が咲き、池にはカモが泳ぎ、大きなリンゴのオブジェが転がっていたりします。
観光地の見どころランキング・3位
昇仙峡影絵の森美術館は、1992年に昇仙峡にオープンした、影絵を中心とした美術館です。1994年、世界初の影絵博物館としてギネスブックに認定されました。
有名な影絵作家である藤城清治の作品が常設展示されています。
また、「貼り絵昇仙峡」をはじめとする山下清の作品も鑑賞できます。
企画展も興味深く、人気を集めています。
第一展示室は藤城清治展です。
幻想的な音楽が流れ、暗闇に影絵が浮かび上がります。
藤城清治の影絵は、紙をカミソリで繊細に切り取り、美しい線を描き出しています。
木枠に、切込みを施した紙やフィルターを数十枚重ね、後ろから光を当て、また水や鏡を用いたりすることで、命が吹き込まれたような不思議な夢の世界が現出します。
第二展示室では山下清の作品展示と企画展が行われています。
また広い売店では、影絵グッズや山梨のお土産をじっくり選べます。
まとめ
昇仙峡影絵の森美術館は、1992年に昇仙峡にオープンした、影絵を中心とした美術館です。1994年、世界初の影絵博物館としてギネスブックに認定されました。
有名な影絵作家である藤城清治の作品が常設展示されています。
また、「貼り絵昇仙峡」をはじめとする山下清の作品も鑑賞できます。
企画展も興味深く、人気を集めています。
第一展示室は藤城清治展です。
幻想的な音楽が流れ、暗闇に影絵が浮かび上がります。
藤城清治の影絵は、紙をカミソリで繊細に切り取り、美しい線を描き出しています。
木枠に、切込みを施した紙やフィルターを数十枚重ね、後ろから光を当て、また水や鏡を用いたりすることで、命が吹き込まれたような不思議な夢の世界が現出します。
第二展示室では山下清の作品展示と企画展が行われています。
また広い売店では、影絵グッズや山梨のお土産をじっくり選べます。