おすすめポイント
青海島は北長門海岸国定公園を代表する絶景で、日本海の荒波に浸食された奇岩が並び立つ様は「海上アルプス」とも呼ばれています。ここで見るべきものは、自然が創り出した驚嘆すべき造形美で、対岸の仙崎港から青海島観光遊覧船に乗って1時間30分ほどかけて青海島を一周すれば、黄金洞、幕岩、島見門など、この島の持つ奥深い景観を思う存分味わうことができます。
また、島内のキャンプ場などを活用して腰を据えて、マリンレジャーを楽しみながら、この島とその周辺を味わうこともできます。
さらに近隣には湯本温泉、俵山温泉といった全国的にも有名な温泉が何か所もありますから、青海島と併せて、こうした温泉も楽しむことができるのです。
また、仙崎は童謡詩人金子みすゞが育った町ですから、その足跡をたどることもできるのです。
青海大橋でつながる仙崎は山口県第2位の水揚げ高を誇る仙崎港を擁し、イカ、アジ、サザエなどの新鮮でおいしい魚介類が味わえるほか、かまぼこ、干物も有名です。
さらに地鶏や地元のオリジナル野菜もぜひ口にしたいところです。
青海島は山陰地方にありますが、交通アクセスは比較的良好で、山陰本線の観光列車「みすゞ潮彩」を使って、北長門海岸国定公園の海岸線を眺めながら青海島までの旅を楽しむ方法もあります。
グルメ情報
青海島周辺のグルメといえば、まずは対岸の仙崎の海産物です。仙崎で有名な剣先イカとアジは、うまみの増す旬の時期(剣先イカなら10月から12月、アジなら5月~7月)に獲れたものを、仙崎ぶとイカ、仙崎トロあじと称しています。
仙崎ぶとイカは3人の目利きにより旬に入ったと判定されたもので、コリコリとした食感と甘く濃厚な味が増しますし、仙崎トロあじは脂質含有量10%以上が基準で、脂のしっかり乗った刺身は絶品です。
この2つの仙崎名物をしのぐおいしさを誇るのがキジハタです。
幻の高級魚と呼ばれ、その味は高く評価されながら、漁獲高が少ないこともあってなかなか庶民の口には入りませんでしたが、近年種苗放流のおかげで漁獲高も増えており、上質で淡泊な白身の刺身に加え、旨みの増す煮つけもおすすめです。
そのほか、脂のたっぷり乗った仙崎だるま鯛、荒波の中で育った棘の大きいサザエやアワビなどもぜひ味わいたいところです。
こうした海産物は仙崎や長門市駅周辺はもちろん、湯本温泉等の温泉地でも口にすることができます。
このほか、天然記念物の地鶏から生まれた長州黒かしわや、全国有数の焼き鳥店密度を誇り「長門焼き鳥横丁」を標榜するこの地の焼き鳥も味わっておきたいところです。
観光地の見どころランキング・1位
青海島観光遊覧船に乗ると、まず長門のシンボルカラーであるブルーに塗られた欄干を持つ青海大橋をくぐり、青海島を時計回りに回っていきますが、花津浦、赤瀬、筍岩、コーモリ洞などを経て、前半のハイライトとなる黄金洞に到着します。海に向かって2つの洞窟が並んでいることから夫婦洞とも呼ばれており、奥行き80mの奥では2つの洞窟はつながっています。
そこまでは入っていけませんが、途中までは遊覧船が入ってくれ、洞内は石英などの鉱物や海面に反射した光の影響で美しい金箔の輝きを放ち黄金洞という名前がつけられと言われています。
幅13メール、高さ32メートルといいますから、かなりの大きさで、遊覧船は余裕を持って入れますが、広い日本海から金色に輝く空間に入ると別の世界に来たような錯覚を覚えるほどです。
観光地の見どころランキング・2位
黄金洞を過ぎて東隣にあるのは平家台という平べったい岩場です。この平家台の南側が幕岩と呼ばれるところで、 蛇やタコ、カメに見える模様がくっきりと浮き出ています。
輪郭が本当にはっきりしていて、初めて見た時には人為的に描かれたものにしか見えませんが、これは花崗岩の中に別の暗い色の鉱物の岩脈が貫入したものが日本海の荒波で長い年月をかけて削られてできたもので、自然の造形の巧みさに驚かされます。
幕岩の東にあるのが白旗と呼ばれる40メートルもある旗状の岩脈で、これも遠目にもくっきりと旗を描いたかのように白色に浮き上がって見えます。
その隣には岩下の水面上に無数の空洞があり、これが上部の大きな岩を支える足のように見え、駒(馬)を繋ぐふうにも見えることから駒つなぎと呼ばれています。
観光地の見どころランキング・3位
青海島観光遊覧船の前半のハイライトは島見門です。巨大な岩山の下に縦長に開いた洞門で、ここは黄金洞と違って幅がわずかに2.6mしかなく、観光遊覧船の幅ぎりぎりですから、海が荒れた時はここは通過できません。
天候に恵まれてこの島見門を抜けることができれば、後方を振り返ると島見門の中に直前に通過した山島を見ることができるので、この名で呼ばれているのです。
この島見門付近は大型の尾長(クロメジナ)の釣れるポイントとしても有名で、青海島、仙崎港から瀬渡し船が出ており、瀬釣りも楽しむことができます。
島見門を過ぎて潮鼻灯台の岬を南に回ると、仏様が合掌しているような岩が見えて、これが仏岩。
さらに屏風岩という大きな崖状の岩、そしてたくさんの岩島からなる松島を経て仙崎港に戻ることなるのです。
まとめ
青海島観光遊覧船の前半のハイライトは島見門です。巨大な岩山の下に縦長に開いた洞門で、ここは黄金洞と違って幅がわずかに2.6mしかなく、観光遊覧船の幅ぎりぎりですから、海が荒れた時はここは通過できません。
天候に恵まれてこの島見門を抜けることができれば、後方を振り返ると島見門の中に直前に通過した山島を見ることができるので、この名で呼ばれているのです。
この島見門付近は大型の尾長(クロメジナ)の釣れるポイントとしても有名で、青海島、仙崎港から瀬渡し船が出ており、瀬釣りも楽しむことができます。
島見門を過ぎて潮鼻灯台の岬を南に回ると、仏様が合掌しているような岩が見えて、これが仏岩。
さらに屏風岩という大きな崖状の岩、そしてたくさんの岩島からなる松島を経て仙崎港に戻ることなるのです。