おすすめポイント
日本が世界に誇る世界遺産の富士には、その山の美しさ以外にもあまり知られていないような魅力が沢山あります。富士の麓にある忍野八海はその昔富士五湖と関連した湖だったといわれています。
今でも富士の湧水がそこかしこに見られ清らかな流れを作っています。
透明度の高い清涼感あふれる美しい湧き水をたたえた池は、国の天然記念物に指定された8箇所の湧水池があり、このことから忍野八海と言う名称で呼ばれることとなりました。
この美しい水をたたえる8箇所の湧水池は世界文化遺産の対象区域にも含まれています。
富士五湖の中でも最も標高の高いところに位置するのが山中湖で、800年の富士の大噴火によって溶岩流で山中湖と忍野湖と言う形に分断され、忍野湖はその後の噴火の影響を受け湖水の水が枯渇して今では湖はなくなりましたが、湧水口だけが今でも残っており、その中でも最も湧水量の多い湧池では一日あたり23万トンもの水を噴出しているといわれています。
富士五湖の水は固定から出てきたものですが、忍野八海の水は湖底の噴出口が表面に出てきたもので、水質はカルシウムなどのミネラル分が多く、直接池から水を飲むことは出来ません。
そして神秘的で清らかな水をたたえる忍野八海の湧水は日本名水百選にも選ばれています。
グルメ情報
富士宮焼きそばといえば静岡B級グルメとしてその名を全国に知られる存在です。富士宮市で製造される蒸し麺は歯ごたえのあるしっかりとしたコシともちもちとした食感が楽しめる焼きそばで、初めて富士宮焼きそばを食べた人はちょっと変わった食感に驚きを感じるようです。
富士の湧水とキャベツや豚肉、そして卵なども地元で取れたものを使っていることから、地産地消費の食文化を支えるもののひとつでもあります。
富士宮市の町おこしとして古くから食べられてきた焼きそばに富士宮やきそばと言うネーミングにしたことがその始まりだといわれています。
ただしどんな焼きそばでも富士宮焼きそばと認められるわけではなく、富士宮やきそばには3つの条件が揃っている必要があります。
第一に富士宮やきそばを名乗るためには、麺は指定されたものだけを使用すること。
第二に富士宮では肉かすと呼ばれる油かすを使用すること。
第三に焼きそばの仕上げのときに削り粉を振り掛けること。
以上の3つの条件を満たすことが富士宮焼きそばの基準です。
コシのある麺をラードで炒めた独特の食感を持つ焼きそばは、出来立てがおいしいのはもちろんなのですが、冷めてもおいしくいただくことが出来ます。
観光地の見どころランキング・1位
世界遺産に登録される以前から、日本人にとって富士山は偉大で特別な山でした。平安時代に大日如来を富士の本尊とする信仰が創始され、山頂に大日寺を建設したことが始まりだといういわれがあります。
それ以降富士への信仰が発展し、山頂に寺院や神社、鳥居、仏像などが作られ、かつては山頂に梵鐘がいくつもあったといわれています。
富士の山頂は大きな噴火口を取り巻く八つの峰で出来ており、その姿が仏が座るはすの花の花弁と重なり、明治以降に廃仏が行われるまではそれぞれの峰に仏の名がつけられていたといわれています。
今現在は各登山道の終点が富士登頂のゴールとされ八峰の存在はあまり知られないところとなりました。
現在はお鉢めぐりでは峰の頂上を通らずに火口の周りを一周することが出来ます。
そして雲海の壮大な眺めから顔を出すご来光が訪れる人を魅了します。
観光地の見どころランキング・2位
富士の伏流水が尽きることなく滾々と湧き出ているのが富士湧水池です。国指定天然記念物である忍野八回は、八つの湧水池から構成されています。
現在では八種類の池すべてが同じではなく湧水量も池によって変わってきており、中には沼地化したところも有り、すべての湧水池が昔の面影をそのままとどめているわけではありません。
忍野八海の水は古いものでは20年以上もかけて地下水として磨き抜かれてろ過されてきたものであり、湧水池の水はいつも透き通っていて、まるで水がない様にさえ見えるほどに高い透明度なのが特徴です。
水質がよく湧水量が豊富でその保全状況や周辺環境との景観の調和などにも優れていることが認められ環境庁から全国名水百選に選定されました。
そして湧水池周辺を散策すると、かなたに見える霊峰富士の姿がさらにこの湧水池を特別なものにしていることがわかります。
観光地の見どころランキング・3位
全国に1300社もあるという浅間神社ですが、実はこの神社は、富士山を火神として祀ったことを起源とするもので富士山本宮浅間大社がそれらの神社の総本宮にあたるものです。富士の麓には富士山本宮浅間大社の前進で日本武尊が創建したとされる富士宮市の山宮浅間神社や富士講とのつながりが深く、富士の鳥居が建立された富士吉田市の北口本宮富士浅間神社、須走登山道の基点となる神社で、富士講信者が多く立ち寄る小山町の富士浅間神社などがあります。
富士山信仰は昔から盛んであり、当時の人々は麓に立つこれらの神社に参拝をしてから山に登ったといわれています。
北口本宮富士浅間神社を起点として、吉田口登山道を下から歩き山頂へと向かうコースは古くからの人々に親しまれていたのと同じ道筋を歩くコースとして今でも人気です。
まとめ
全国に1300社もあるという浅間神社ですが、実はこの神社は、富士山を火神として祀ったことを起源とするもので富士山本宮浅間大社がそれらの神社の総本宮にあたるものです。富士の麓には富士山本宮浅間大社の前進で日本武尊が創建したとされる富士宮市の山宮浅間神社や富士講とのつながりが深く、富士の鳥居が建立された富士吉田市の北口本宮富士浅間神社、須走登山道の基点となる神社で、富士講信者が多く立ち寄る小山町の富士浅間神社などがあります。
富士山信仰は昔から盛んであり、当時の人々は麓に立つこれらの神社に参拝をしてから山に登ったといわれています。
北口本宮富士浅間神社を起点として、吉田口登山道を下から歩き山頂へと向かうコースは古くからの人々に親しまれていたのと同じ道筋を歩くコースとして今でも人気です。