おすすめポイント
アウグスブルグはドイツのバイエルン州南西部に位置しており、ドイツの中でもミュンヘン、ニュルンベルクに続く第3位の大都市です。都市名であるアウグスブルグはローマ属州時代のアウグスタ・ヴィンデリコルムに由来しています。
アウグスブルグはドイツで最も古い都市のひとつに数えられます。
南部にはレヒフェルという氷河期に形成された礫原がレヒ川とヴェルタハ川に挟まれて太古の姿をとどめたまま広がっていますし、アウクスブルガー・シュタットヴァルトとレヒタールハイデンは中部ヨーロッパの中で最も多くの生物の種類がいるという地域の一つに数えらえています。
歴史的なものが多いアウグスブルグの中でも有名なものにはアウグスブルク大聖堂やアウクスブルク市庁舎、フッゲライなどがあります。
特にアウクスブルク市庁舎は特徴的で、左右にたまねぎ型の２つのドームがあるので見応えもあります。
ミュンヘンからも約５０キロとそれほど遠くない距離ですし、電車で移動しても４０分くらいで到着します。
音楽家のモーツァルトの父であるレオポルド・モーツァルトの生家がMozarthausという記念館になっていますので音楽に興味がある方は見に行ってみるのも良いでしょう。
グルメ情報
アウグスブルグはバイエルン州に属してはいるものの、地方でいうとシュヴァーベン地方にあたります。そのため、アウグスブルグでは両方の料理を提供するレストランがそれぞれあります。
バイエルン州の郷土料理といえばザウアーブラーテンという牛肉を数日間お酢に浸けておいたものをオーブンで焼き、スライスしたものがあります。
シュヴァーベン地方のものでしたらシュペッツレというパスタにプラスして肉料理が加わります。
豚のレバーのミンチが入ったレバーシュペッツレやホウレンソウ入りのシュピナートシュパッツェルン、細かくおろしたチーズ入りのケーゼシュペッツレなどがあります。
またミュンヘンと共に有名なのがヴァイスブルストと呼ばれる白ソーセージです。
オリジナルとして認められているのはこの２つの市のものだけですからぜひ食べてほしいものです。
味は塩分が控えめになっており、ふわふわです。
ハーブやスパイスはしっかりきかせている割にはあっさりした味なのも人気の理由です。
燻さないので傷みやすいという欠点はあるものの、お肉屋さんでは毎日新鮮な白ソーセージを作っており、午前中に新鮮なままのソーセージを食べるのが慣わしです。
アウグスブルグでは木曜日の午前中に白ソーセージを食べる習慣があり、肉屋の店先でヴァイスビアという白ビールと共に食べている人をよく見かけることができます。
観光地の見どころランキング・1位
アウクスブルク市庁舎はアウクスブルクの旧市街にあります。特徴として左右にたまねぎ型のドームがある市役所です。
建築家エリアス・ホル氏によって１６１５年から建設が始まり、１６２０年に完成しました。
ドイツにおけるルネサンス建築の傑作ともいわれたオリジナルは第二次世界大戦の折に全壊してしまい、今ある建物はその後復元されたものです。
そしてこちらの３階には黄金の間があります。
この部屋には柱がなく、美しい絵が描かれた木造天井を27の鎖で吊るしてあります。
市庁舎全体は７階建てで、塔の高さは７８ｍほどあります。
鉄道アウクスブルク駅からはそれほど遠くはなく、１５分もあれば到着します。
ただし公式行事などがある時には見学はもちろんできませんから注意しましょう。
観光地の見どころランキング・2位
アウグスブルク大聖堂には９世紀から１１世紀にかけてのロマネスク様式、１４世紀以降のゴシック様式両方の面影を見ることができます。大聖堂の南側の扉はオットー朝時代の青銅扉として現在隣接している教区博物館で保存されていますから見に行ってみるのも良いでしょう。
そしてアウグスブルク大聖堂で最も注目すべき場所は預言者の窓です。
これは１１世紀後半に造られたステンドグラスの窓で、完全な形で残るステンドグラスとしては世界最古のものだといわれています。
第二次世界大戦の折にはドイツ全土のいろんな貴重な建築物が破壊されてしまいましたが、この大聖堂のステンドグラスが破壊されることなく、しっかりと全ての原型をとどめて残っているのは奇跡的なことだといわれています。
観光地の見どころランキング・3位
フッゲライとは１６世紀に設置された低所得者向けの集合住宅のことです。中世ヨーロッパのアウグスブルクにおける富豪フッガー家が由来となっています。
フッゲライを建設したのはフッガー家のヤーコブ・フッガーで、彼はフッゲライ財団を作って土地や建物を寄付して運営していました。
建設は１５１４年頃から始まり、７年後の１５２１年には一応完成しています。
入居条件があり、アウグスブルク出身者もしくはアウグスブルクの共同体から身内として認められている敬虔なカトリック信者に限られていました。
さらに勤勉であるのに貧しい家族持ちもしくは寡婦の方と決められていましたが、入居者で多かったのは貧しい職人か日雇い労働者でした。
フッゲライの住宅は各階に1世帯が入る2階建ての住居が５つから６つほど連続して建てられ、それで1つの長い住宅棟となっていました。
夜間には閉まる複数の門で囲まれており、教会、水道、学校、病院などが作られて小さな町のようになっていました。
まとめ
フッゲライとは１６世紀に設置された低所得者向けの集合住宅のことです。中世ヨーロッパのアウグスブルクにおける富豪フッガー家が由来となっています。
フッゲライを建設したのはフッガー家のヤーコブ・フッガーで、彼はフッゲライ財団を作って土地や建物を寄付して運営していました。
建設は１５１４年頃から始まり、７年後の１５２１年には一応完成しています。
入居条件があり、アウグスブルク出身者もしくはアウグスブルクの共同体から身内として認められている敬虔なカトリック信者に限られていました。
さらに勤勉であるのに貧しい家族持ちもしくは寡婦の方と決められていましたが、入居者で多かったのは貧しい職人か日雇い労働者でした。
フッゲライの住宅は各階に1世帯が入る2階建ての住居が５つから６つほど連続して建てられ、それで1つの長い住宅棟となっていました。
夜間には閉まる複数の門で囲まれており、教会、水道、学校、病院などが作られて小さな町のようになっていました。
