おすすめポイント
東北は昔、奥州と呼ばれていました。奥が深いところという意味ですが、栗駒高原はまさに奥が深く、宮城・岩手・秋田の三県に跨る広大な地域です。
地域全域を観光するのであれば移動手段はクルマに限られます。
一つの観光スポットに留まり、栗駒を覗き見るのであれば、宮城の花山温泉、岩手の須川温泉、秋田の小安温泉で腰を落ち着けるのが良く、公共交通機関が使えます。
手っ取り早く栗駒の自然を楽しむのであれば、山頂付近までクルマかバスで登り、周辺の湿地帯を散策するだけでも美味しい高原の空気と見事な景色や高山植物を見ることができます。
徒歩での登山や散策は十分な情報収集と準備が必要です。
宮城の駒ノ湯周辺では2008年の岩手・宮城内陸地震で大規模な山崩れが起き、大きな被害をもたらしました。
栗駒はガスがかかり視界が悪くなることもしばしばです。
クマなどの危険な動物も出没するので注意が必要です。
観光コースとしては岩手から入る場合は平泉観光と組み合わせたり、秋田から入る場合は拠点となる湯沢市を合わせて観光するコースも考えられます。
宮城の観光スポットは距離が離れたものが多く、クルマでの移動が不可欠です。
どこか一つの温泉に留まり疲れを癒すのも東北の旅の醍醐味です。
グルメ情報
栗駒高原への観光では拠点が秋田の場合は湯沢で、いなにわうどんや、きりたんぽ鍋、ハタハタの塩焼きを出す店があり旬の味を楽しむことができます。栗駒周辺で採れる山菜は苦味があり独特の香りです。
拠点が岩手の場合は一関や平泉でわんこ蕎麦を出す店が多く、冷麺も普通に食べることができます。
宮城から駒の湯経由で栗駒高原を目指す場合は、途中の栗原市に美味しい食事を出す店が集まっています。
栗駒桜田にある「和の倶楽」の冷やし中華は盛が良く、酸味のタレが良く合いペロリと平らげることができます。
栗駒沼倉にある「山脈ハウス」のイワナ丼は山菜とイワナを豪快に天ぷらで揚げたものが丼に載り、見るからに迫力満点です。
栗駒岩ヶ崎にある「大学食堂」のマーボ焼きそばは、具が大きくそばが見えないほどです。
岩ヶ崎にある「狩人」の熊そばは珍しい一品です。
熊の肉はこの辺りでは珍しくなく、周辺の山で射止められたものです。
太いそばにコクと弾力のある熊の肉が入り、熊の油が独特の風味を出します。
花山の「はしば」では山菜やイワナを使った自慢の郷土料理が出されます。
同じく花山の「農場蕎麦 坊の蔵」は自家栽培・自家製粉の手打ちそばが自慢です。
栗駒高原周辺のグルメは、観光の拠点をどの県に置くかで、中身に違いが出るのがおもしろいところです。
観光地の見どころランキング・1位
サイボーグ009や仮面ライダーの作者として有名なマンガ家の石ノ森章太郎は、宮城県登米市中田町石森が出身地です。ペンネームの由来はこの地名にあります。
石ノ森章太郎は地元の高校在学中から才能を発揮し、手塚治虫に認められ代表作である鉄腕アトムのアシスタントを務めるまでになりました。
高校卒業後漫画家を目指して上京し、漫画家志望者の集まるトキワ荘に居住しました。
同居人には手塚治虫のほか赤塚不二夫、藤子不二雄らがいて、共にマンガの制作に取り組みました。
石ノ森章太郎ふるさと記念館は郷土の英雄の功績を後世に伝えるために生家近くに建設されました。
瓦屋根とナマコ壁をモチーフにした白壁が特徴の建物です。
石ノ森章太郎ふるさと記念館の常設展示室には、原画のほか子ども時代のフィギュアが設置され、その生涯が視覚的に楽しく紹介されています。
石ノ森章太郎ふるさと記念館へは、東北自動車道築館ICからが便利です。
観光地の見どころランキング・2位
宮城県の栗原市金成翁沢地区は昔からホタルの名所として知られ、ゲンジボタルが生息する北限で、国の天然記念物に指定されています。宮城県内では以前はどの農村地区でもホタルを見ることができましたが、環境の悪化でホタルが減少し、ホタルが生息するのは登米市東和町や栗原市金成翁沢地区など県内では一部となり、これらの地区ではホタルの生息を観光の目玉として取り扱うようになりました。
ホタルは特定の場所で見られるわけではなく、金成小学校の北側から栗駒方面へ向かう途中の田園地帯の中で見られます。
栗原市金成翁沢地区でのホタルの見学時期は6月中旬頃から7月上旬頃までで、アクセスは東北自動車道若柳金成ICからが便利です。
ホタル見学のための宿泊場所としては、「ハイルザーム栗駒」があり、湯量が豊富な浴場や露天風呂が楽しめます。
「アネックスホテルアベ」は便利な立地で、白鳥の飛来で有名な伊豆沼へもアクセスしやすく、家庭的な料理が出されます。
観光地の見どころランキング・3位
はたやは宮城県栗原郡若柳町にある伝統的工芸品の製造・販売を行っている店です。地元の絹織物は明治時代に盛んになり、県内の各地で生産されていましたが、化学繊維の出現により衰退し、現在はこの地区のみで生産が続けられています。
店内には縞模様のシャツや小銭入れなどを現代的にデザインした製品が並んでいます。
はたやでは販売の他製造も行い、製造には旧式の豊田織機が使われています。
独特の肌触りと風合いを出すことができるため現代の製作機械は使わず、手入れをしながら機械を使い、昔ながらの製造方法を守っています。
希望者には見学も許されます。
周辺の観光地としては、「道の駅路田里はなやま」にある自然薯の館があり、地元で採れる自然薯の特売や、レストランで出される食べ放題のサービス付きの自然薯定食や蕎麦が人気です。
はたやへは東北道若柳金成IC下車で若柳方面へクルマで5分ほどです。
まとめ
はたやは宮城県栗原郡若柳町にある伝統的工芸品の製造・販売を行っている店です。地元の絹織物は明治時代に盛んになり、県内の各地で生産されていましたが、化学繊維の出現により衰退し、現在はこの地区のみで生産が続けられています。
店内には縞模様のシャツや小銭入れなどを現代的にデザインした製品が並んでいます。
はたやでは販売の他製造も行い、製造には旧式の豊田織機が使われています。
独特の肌触りと風合いを出すことができるため現代の製作機械は使わず、手入れをしながら機械を使い、昔ながらの製造方法を守っています。
希望者には見学も許されます。
周辺の観光地としては、「道の駅路田里はなやま」にある自然薯の館があり、地元で採れる自然薯の特売や、レストランで出される食べ放題のサービス付きの自然薯定食や蕎麦が人気です。
はたやへは東北道若柳金成IC下車で若柳方面へクルマで5分ほどです。