おすすめポイント
周防灘に大きく突き出た国東半島は、標高721mの両子山をはじめとする両子火山群の峰々が聳える自然豊かな場所。半島の東には、大分県の空の玄関口「大分空港」があり、東京や大阪からのアクセスも便利です。
降水量が少なく、晴れの日が多い瀬戸内海式気候に属し、夏は暑いですが、冬は比較的温暖で過ごしやすいでしょう。
環境を生かしたフルーツや野菜の栽培が盛んな上、姫だこや太刀魚といった新鮮な海の幸が豊富。
特に国東の姫だこは、刺身にしてもから揚げにしても美味しいと評判です。
一方、国東半島では、奈良時代から平安時代にかけて六郷満山と 呼ばれる仏教文化が栄えました。
今現在も、多くの寺や石仏が残り、独特の景観と雰囲気をかもし出しています。
中津市にある羅漢寺は、日本三大五百羅漢寺の一つ。
500体余りの羅漢像を含め、3770体もの石仏が置かれ、厳かな空気が漂っています。
しゃもじに願いを書いて願掛けをすると、「願いが救われる」と言われていますので、ぜひ試してみましょう。
また、奥平10万石の城下町として栄えた中津市は、寺院や武家屋敷などが多く残っています。
中津川の河口には「中津城」があり、当時の面影を偲びながら散策するのもまた楽しいでしょう。
グルメ情報
南側を別府湾、東側を伊予灘、瀬戸内海、北側を周防灘に囲まれた大分県の国東半島は、新鮮な海の幸が豊富。更に、両子山系の大地の恵みを受け、様々な山の幸も沢山ある場所です。
国東半島といえば、瀬戸内海の激流の中でそだった天然の「姫だこ」が有名。
「たこつぼ漁」で漁獲される姫だこは、身がしまってプリプリとした歯ごたえです。
新鮮な刺身はもちろん、たこめし、から揚げなどアレンジも様々です。
国東半島の夏の風物詩と言える「干しだこのカーテン」は、見ているだけでよだれが出てきそうですね。
干物に加工したものは、酒のおつまみやお土産にぴったりです。
その他、「くにさきの銀たち」のブランドで知られる国東の太刀魚のお料理もおすすめです。
うな重のように、甘辛いタレで頂く「たち重」は、柔らかくて美味しいと評判。
ぜひ、味わってみてください。
また温暖な気候の国東半島では、メロン、イチゴ、ミカンなどの果物の栽培が盛んです。
道の駅などでは、地元の果物をジャムやジュレにしたものが売られています。
太陽の光をさんさんと浴びて育った果物や野菜は、格別に美味しいでしょう。
その他、六郷の山々から湧き出る名水と大地の恵みを生かした地酒も見逃せません。
観光地の見どころランキング・1位
大分県の北西部、中津市本耶馬渓町にある「青の洞門」は、1763年に開通したトンネル。隧道は、全長約342メートル、そのうち、トンネル部分は144メートルとなっています。
昔からこの場所は、山国川に面し、断崖絶壁に鎖のみで結ばれた難所となっていました。
その為、通行人が命を落とすことも多かったと言われています。
諸国遍歴の旅でこの場所に立ち寄った禅海和尚は、安全な洞門を作ることを思い立ち、石工たちを雇いノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたのです。
今でも青の洞門には、手掘りした痕跡や、明かり取り窓などが残り、当時の人々の苦労を思うと感慨深いものがあります。
この洞門、なぜ青と名前がつくのかというと、実際に青い訳ではなく、この本耶馬渓町に「青」と名のつく地区があり、この洞門は青地区に作られたことから、「青の洞門」となったそうですよ。
観光地の見どころランキング・2位
中津城は、豊前国(大分県)中津にある城で、天正16年(1588年)頃に築かれたとされています。中津川の河口にあり、堀には海水が引き込まれていました。
この城の形は、「水城」と言われ、今治城・高松城とともに、「日本三大水城」の一つになっています。
また、扇のように広がる形をしていることから別名「扇城」ともよばれています。
中津城の天守閣は、徳川御連枝奥平家に関する歴史資料館になっています。
長篠の戦いで使用した法螺貝や、徳川家康公より拝領した家宝の「白鳥鞘の鑓」など貴重なお宝が展示されており、胸が高鳴ります。
その他に、奥平信昌公率いる籠城部隊が、堀の「たにし」を食べて城を守ったことに由来する「中津城たにし祭り」、人間ひな祭りなど、様々なイベントがありますので、チェックしてみましょう。
観光地の見どころランキング・3位
大分県中津市にある羅漢寺は、日本三大五百羅漢の一つとされ、日々多くの人が訪れています。この羅漢寺の特長は、3770体もの石仏を有しているところです。
その内、500体以上は羅漢像とされ、 ここでは室町期に普覚禅師が刻んだ千体地蔵も見ることができます。
羅漢とは、仏教における聖者のこと。
人々の悲しみや苦しみを癒し救う者とされてきました。
その為、昔から多くの人が参拝のためにこの地を訪れたとされています。
境内では、願い事が書かれた無数のしゃもじが壁に打ち付けられているのを目にするでしょう。
その訳は「ご飯をすくう」ことから、転じて「願いを救う」という意味が込められているとのこと。
ここに来たら、心の中に秘めた願いを羅漢に打ち明けてみるのもいいかもしれませんね。
羅漢寺の周辺では美しい新緑や紅葉を見ることができるほか、近くには「青の洞門」もあります。
まとめ
大分県中津市にある羅漢寺は、日本三大五百羅漢の一つとされ、日々多くの人が訪れています。この羅漢寺の特長は、3770体もの石仏を有しているところです。
その内、500体以上は羅漢像とされ、 ここでは室町期に普覚禅師が刻んだ千体地蔵も見ることができます。
羅漢とは、仏教における聖者のこと。
人々の悲しみや苦しみを癒し救う者とされてきました。
その為、昔から多くの人が参拝のためにこの地を訪れたとされています。
境内では、願い事が書かれた無数のしゃもじが壁に打ち付けられているのを目にするでしょう。
その訳は「ご飯をすくう」ことから、転じて「願いを救う」という意味が込められているとのこと。
ここに来たら、心の中に秘めた願いを羅漢に打ち明けてみるのもいいかもしれませんね。
羅漢寺の周辺では美しい新緑や紅葉を見ることができるほか、近くには「青の洞門」もあります。