おすすめポイント
神鍋高原は、兵庫県豊岡市にある標高約500メートルの神鍋高原を中心とした位置に広がる高原です。兵庫県と鳥取県、そして京都府の1府2県で構成される山陰海岸国立公園の一部となっており、山陰海岸ジオパークとして多くの観光客が訪れる関西では珍しい高原地域です。
神鍋高原は他の高原地帯と同じく夏はトレッキング、冬はスキーやスノーボードがレジャーとして有名です。
特にスキー、スノーボードが楽しめるスキー場は長い歴史があり、関西随一のスキー場として知られています。
夏と冬だけでなく、桜の名所が多いため春の開花時期にはお花見をする観光客が多く訪れ、賑わっています。
ソメイヨシノを中心とした数種類のサクラが植えられている国府桜づつみ街道や、樹齢85年以上という長寿のサクラがある清滝小学校が見所です。
清滝小学校では開花時期に夜間照明が灯され、夜桜見物が楽しめます。
秋には紅葉巡りや滝巡りの季節です。
高原を彩る紅葉に加え、滝が非常に多いのが神鍋高原の特徴で、八反の滝などは色づいた木々に囲まれる滝の様子を眺めることが出来ます。
神鍋火山群から流れ出た溶岩が作り出した地形の上を稲葉川が流れる神鍋溶岩流は大自然の営みを感じさせてくれます。
グルメ情報
神鍋高原を訪れたら、グルメを楽しむことも忘れてはいけません。高原リゾートらしく、カフェや地元の食材を活用した店が揃っています。
「とちの実カフェ」は元々ペンションだった建物をカフェとして改装した店で、神鍋山の景色が一望できるロケーションが人気を博しています。
お茶やケーキといったカフェメニューだけでなく、ピザやカレーなどのランチメニューも豊富で、様々な年代の観光客が訪れています。
席に着くと水ではなくお茶とお茶菓子が提供されるなど、おもてなしの心にあふれたカフェです。
また、郷土料理を味わえる店も多くあります。
「ナチュロバロリスの森」は、地元の食材をふんだんに使用した里山イタリアンと冠する料理を味わうことができます。
キャンプ場にある菜園や地元の畑でとれた旬の野菜を取り入れた前菜をから始まる森のランチや地元果樹園の桃を使用した冷製パスタ、路地トマトが味わえるカッペリーニといったイタリアンが名物のレストランです。
また、予約をしておけば国産小麦を使用した自家製のパンやそば粉のガレット、地元で育てられたコシヒカリを使用した朝ごはんを食べることも出来ます。
地元産の食材に強いこだわりを持っているのが「ナチュロバロリスの森」なのです。
観光地の見どころランキング・1位
神鍋高原には阿瀬川に連なる渓谷があり、「阿瀬渓谷」と呼ばれています。その中には非常に多くの滝があり、「阿瀬48滝」と名付けられるほどの数です。
特に「阿瀬五瀑」と呼ばれる龍王滝、源太夫滝、恐れ滝、不動滝、いもじが滝の眺めは圧巻で、その迫力に圧倒されてしまいます。
阿瀬渓谷最大の滝である龍王滝は清荒神清澄寺のすぐ近くにあり、滝の左側にある岩肌には不動明王を祀っている滝です。
お寺巡りの観光客が必ずと言って良いほど立ち寄る名所でもあります。
源太夫滝は落差30メートルにも及ぶ滝で、阿瀬渓谷の入り口からほど近い位置にあるため訪れやすい滝です。
秋になると紅葉のなかに浮かぶ滝のように感じられ、非常に美しい姿を見せてくれます。
こういった滝からなる阿瀬渓谷は兵庫県の森林浴場50選、風景100選にも選ばれています。
観光地の見どころランキング・2位
万場スキー場のすぐ近くにある天神社の栃の木は、兵庫県の郷土記念物に指定されている全国的にも有名な名所です。樹齢は推定で350年と言われ、高さが30メートル、幹周が7メートルを超える非常に大きな木です。
栃の木は建築材や紡績用の木管、漆器の素地など多くの用途に木材として使われる木であるため、伐採されることが多い樹木です。
しかし、天神社の栃の木は神社にあることで伐採を逃れ、この大きさにまで育つことが出来ました。
天神社の周囲にはこの栃の木の他にも杉やアオナラガシワ、サルナシなどの木があり、合わせて保全地域に指定されているため自動車の通行が制限されています。
しかし、スキー場の駐車場から歩いて訪れることが出来る場所にあるため、近くに来たら是非見てみたいのが天神社の栃の木なのです。
観光地の見どころランキング・3位
隆国寺は1000株の牡丹が植えられているお寺で、関西圏の六府県にあるお寺で構成される「関西花の寺二十五霊場」の6番目とされているお寺です。牡丹が最大に見所で「牡丹の寺」という呼び方がされることもあるほどです。
隆国寺は室町時代に創建されたと言われており、寺の創建時に財政的な支援を行った人物が牡丹を植えました。
後に、飢饉が起きた際に隆国寺の貯蔵品で多くの民が救われることになり、その民が牡丹園を再建したことから但馬ぼたん寺と呼ばれるようになったのです。
現在では牡丹の他にもサクラやあじさいや椿、沙羅双樹といった草花が見られ、花の寺にふさわしい光景になっています。
隆国寺は花だけではなく、本堂にある36面の襖絵も見所です。
兵庫県の指定文化財となっており、一度は見ておきたい絵です。
まとめ
隆国寺は1000株の牡丹が植えられているお寺で、関西圏の六府県にあるお寺で構成される「関西花の寺二十五霊場」の6番目とされているお寺です。牡丹が最大に見所で「牡丹の寺」という呼び方がされることもあるほどです。
隆国寺は室町時代に創建されたと言われており、寺の創建時に財政的な支援を行った人物が牡丹を植えました。
後に、飢饉が起きた際に隆国寺の貯蔵品で多くの民が救われることになり、その民が牡丹園を再建したことから但馬ぼたん寺と呼ばれるようになったのです。
現在では牡丹の他にもサクラやあじさいや椿、沙羅双樹といった草花が見られ、花の寺にふさわしい光景になっています。
隆国寺は花だけではなく、本堂にある36面の襖絵も見所です。
兵庫県の指定文化財となっており、一度は見ておきたい絵です。