おすすめポイント
滋賀県琵琶湖の北部に浮かび、島全体が神秘的な空気に包まれたスポット、それが竹生島です。湖北・今津港、湖東・長浜港からそれぞれ2kmの距離にある島で、船では約30分ほどで到着します。
西国三十三所札所めぐり第三十番札所・宝厳寺があることでも知られ、弁才天信仰の聖地として人々の信仰を集めてきた島です。
安芸の厳島、相模の江ノ島と並んで日本三大弁才天と称される宝厳寺と並んで、お皿を鳥居に向かって投げることでご利益がある「かわらけ投げ」で有名な都久夫須麻神社も竹生島の観光スポットとして名を連ねています。
「神の島」とも呼ばれる竹生島では、いくつもの寺社があり、島中を階段で上り下りすることで巡ることができます。
崖を見下ろせば、眼下に広がる琵琶湖と島の風景を合わせてみることができ、神々しい風景に思わず感嘆をもらすことでしょう。
定期連絡船で訪れることができるほか、竹生島クルーズによって途中下船して島を探索することもできます。
滞在時間は80分と短時間で組み込まれているものの、じっくり回っても1時間で要所を巡ることができるため、滋賀の他のポイントと一緒に観光したい欲張りな方はこういったクルーズを利用するのも良いでしょう。
グルメ情報
竹生島観光の際は、島自体には軽食を取れる箇所が一ヶ所しかなく、連休や夏休みなど観光シーズンは混み合って飲食自体を取り扱っていないことも多いため、付近のエリア・長浜を出発する際に食事を済ませていた方が良いです。竹生島への船が出る長浜港の付近では、まず外せない特産品として鮒寿司があります。
塩漬けした鮒をご飯と混ぜてじっくり発酵させた鮒寿司は、独特の香りを発していますが一度食べるとやみつきになる味です。
ぜひ琵琶湖の幸を味わってみてください。
また、しいたけやかまぼこや湯葉、もみじ麩など具沢山のうどんが楽しめるのっぺいうどんもおすすめです。
とろみがかったつゆのお陰で、最後まで熱いうどんを食べることができます。
ほかにも、同じく麺類でも郷土料理としてよく食べられている鯖素麺がおすすめです。
焼き鯖を甘辛く煮炊きして、その煮汁でそうめんを煮たのが鯖素麺です。
じっくりと炊いた鯖は、柔らかく骨まで食べることができ、鯖の脂がのった温かい素麺は素晴らしい出来です。
そして、スイーツとしては黒壁スクエアにある芋きんつばが名物です。
屋久島高貴芋・種子島紫芋・紅隼人芋をそれぞれ用いたきんつばで、食べ歩きに向くので島歩きの際にあらかじめ購入しておくと良いかもしれません。
観光地の見どころランキング・1位
竹生島宝厳寺は、日本三弁才天のひとつである大弁才天を擁する、西国三十三ヶ所観音霊場の第三十場所として参拝されているお寺です。弁才天信仰の聖地として知られる宝厳寺は、724年に夢の中で天照皇大神より啓示をうけた聖武天皇の手によって建てられたお寺です。
勅使として行基をつかわせ、堂塔を開基させたのがはじまりと言われています。
行基は弁才天像を彫刻して、本尊として本堂に安置し、これが後の世に大弁才天と呼ばれることとなります。
極彩色の彫刻と飾金具で飾った門・唐門は国宝に指定されており、その華麗できらびやかな門は見どころのひとつです。
また、その奥には千手観音像が納められた、重要文化財に指定されている観音堂があります。
船着き場からの石段を登りきった頂上に建つ本堂など、みどころはたくさんあります。
観光地の見どころランキング・2位
都久夫須麻神社は、竹生島の弁才天信仰の聖地として名高い宝厳寺と渡廊で繋がる、別名・竹生島神社とも呼ばれる歴史の深い神社です。都久夫須麻神社では、弁才天である市杵島比売命、宇賀福神、産土神である浅井比売命の三柱を祀っています。
天智天皇の手によって、近江宮建設の際に、宮中の守護神として祀られたと言われています。
境内に入ると、伏見城から移築したと伝えられている、桃山建築の国宝・本殿が見られます。
他にも長浜市指定文化財である石灯籠が見どころであったり、龍神拝所では琵琶湖を一望することができ、ここから土器を湖に投げると龍神によって願いが叶えられる「かわらけ投げ」という慣習が残っています。
また、都久夫須麻神社ではほぼ毎月、節分や新嘗祭など季節のお祭りや、弁才天や龍神を祀るものなど、お祭りが行われています。
観光地の見どころランキング・3位
宝巌寺唐門は、竹生島で千年以上の歴史を持つ宝厳寺にある、きらびやかな装飾が施された門を兼ね備えた建物です。唐門とは、唐破風をもつ門という意味をもち、秀吉公を祀った豊国廟に建っていた「極楽門」を移築されたものです。
一間一戸で正面に唐破風を持つ向唐門である宝巌寺唐門は、重要文化財である観音堂に接して建てられ、桧皮による茅葺きの屋根と、瓦で出来た箱棟の屋根、黒漆塗りが施された建物全体には金の飾金具が施されており、破風板や大虹梁には鳳凰や松・兎・牡丹の彫刻が、戸や壁面には牡丹唐草の模様の彫刻がそれぞれ施されています。
また、扉部分にあたる桟唐戸も彫刻で飾り立てられており、桃山様式の特徴である「派手で豪華絢爛な姿」を顕著に表している建物であり、同様式を代表する建物です。
まとめ
宝巌寺唐門は、竹生島で千年以上の歴史を持つ宝厳寺にある、きらびやかな装飾が施された門を兼ね備えた建物です。唐門とは、唐破風をもつ門という意味をもち、秀吉公を祀った豊国廟に建っていた「極楽門」を移築されたものです。
一間一戸で正面に唐破風を持つ向唐門である宝巌寺唐門は、重要文化財である観音堂に接して建てられ、桧皮による茅葺きの屋根と、瓦で出来た箱棟の屋根、黒漆塗りが施された建物全体には金の飾金具が施されており、破風板や大虹梁には鳳凰や松・兎・牡丹の彫刻が、戸や壁面には牡丹唐草の模様の彫刻がそれぞれ施されています。
また、扉部分にあたる桟唐戸も彫刻で飾り立てられており、桃山様式の特徴である「派手で豪華絢爛な姿」を顕著に表している建物であり、同様式を代表する建物です。